Nypan / Republique / 2013年
ニューパン / リバブリック / No,1325
もっと、まっとうなジャズ・ギターを紹介しろと言われました。
ラフィーク・バーティアに失礼だろ!
ま、圧力に屈するわけではありませんが、オイラだって過激な音楽ばかり四六時中聴いてるわけではありません。
きょうは、季節によく合う、しっとり目のギターサウンドを。
ノルウェイ生まれ、パリで活躍するオイヴィン・ニューパン の “ Republique ”。
そう、以前2018年の “ Big City ” を
紹介しましたね。
オイヴィン・ニューパン Øyvind Nypan は、ノルウェーのトロンハイム生まれ。クリスチャンサンの音楽院とコペンハーゲンの音楽アカデミーでジャズを学び、パリを活動の拠点としています。
なにがいいって、この人のギターの音が、すばらしい。
クリアで暖かくて、芯がありながらも透明感と伸びやかさがある。
それが、一貫して途切れない。
オイラは、疲れているときほどニューパンのギターを聴きたくなる。
とてもだいじに、だいじに奏でられる歌がそこにある。
活動拠点がパリというところに、彼のスタイルの秘密はあるのかもしれない。
NYという激戦区では、他のプレーヤーとの差異を確立する必要に迫られて、ややもすると奇をてらったプレイに走るおそれもある。
ギターという楽器は本来エレクトリックで、エフェクター等で簡単に音を作れる楽器。だからこその本末転倒が起こるというか。コアの部分がないがしろにされがちだ。
そんな意味で、案外数少ない存在のギタリストかもしれない、ニューパン。
オススメのギタリスト。
それにしても気になるのは、一曲めタイトルの “ 歩行者天国 ”だ。
Guitar – Øyvind Nypan
Composed By – Øyvind Nypan
Bass – Gael Petrina
Drums – Simone Prattico
Piano – Leonardo Montana
Tenor Saxophone – Rick Margitza (tracks: 4, 5, 7 to 9)
Hokousha Tengoku – Nypan Republique
Nypan Republique