Steve Reich / Radio Rewrite / 2014年
スティーヴ・ライヒ / レディオ・リライト / No,1328
週末クワイエット。
昨日は、クラブミュージックをお届けしたけど、
本日は現代音楽ミニマルの巨匠スティーヴ・ライヒの登場。
ジャズ・ミュージシャンの新たなスタンダードの宝庫 “ レディオヘッド ” 。
(昨年正月、初っ端 “ レディオヘッド ” 特集覚えてるみんな !? )
ジャズ・ミュージシャンを虜にするレディオヘッド 。
ついに、巨匠スティーヴ・ライヒをも魅了します。
スティーヴ・ライヒは、2011年にポーランドの音楽祭で自分の曲『エレクトリック・カウンターポイント』を演奏するジョニー・グリーンウッドと出会います。グリーンウッドは、ロックバンド「レディオヘッド」のギタリストで、ペンデレツキとも交流があり、現代音楽的な映画音楽なども手がける作曲家でもあります。
【レディオ・リライト】
グリーンウッドの演奏をとても気に入ったライヒは、彼の所属する「レディオヘッド」の楽曲を聴きこんで、「エヴリシング・イン・イッツ・ライト・プレイス」と、「ジグソー・フォーリング・イントゥ・プレイス」を選び出し、それらに基づいてフルート、クラリネット、ヴィブラフォン2台、ピアノ2台、弦楽四重奏、エレクトリック・ベースという編成のために『レディオ・リライト』を作曲。ここでは、アラン・ピアソン指揮するアンサンブル「アラーム・ウィル・サウンド」が演奏しています。【エレクトリック・カウンターポイント】
彼らの出会いのきっかけとなった『エレクトリック・カウンターポイント』は、ジャズ・ギタリストのパット・メセニーのために書かれた作品で、ミニマル・ミュージックの人気曲でもあります。
ジョニー・グリーンウッドはこれを独自の解釈で演奏、ライヒ自身が、「もともと私が目指したものとは異なっていたが、ジョニーの演奏にはそれ以上のものを感じた」と絶賛してもいました。【ピアノ・カウンターポイント】
ライヒの有名曲『6台のピアノ』のピアノ・ソロ&テープ・ヴァージョン。編曲は現代音楽分野で活躍するオランダのピアニスト、フィンセント・コーファーに、ライヒ自身が依頼しておこなわれました。ここでの演奏は、カナダの現代音楽系ピアニスト、ヴィッキー・チョウによるものです。(HMV)
たまには、現代音楽をお楽しみあれ。
かなり親しみやすいスティーヴ・ライヒではないかと、思われます。
ちなみにオイラのカミさんは、スティーヴ・ライヒを流してると決まって、
「気が狂いそう!頭が、変になるから音楽変えて〜!」
と言ってきます(苦笑)。
Ensemble Offspring: Steve Reich – Radio Rewrite