Guillermo Klein – Los Guachos / Carrera / 2019年
ギジェルモ・クレイン – ロスガチョス / カレラ / No,2058
ギジェルモ・クレイン – ロスガチョス、もう一枚。
もう1曲目から、このアルバムが好きになる。
なんですかね、この突っかかるようなリズムは。
ラージ・アンサンブルにこのリズム、ありえなくネ ?!
いや、褒めてます最高!
彼のバンドのが持っているパルスが自分とはまったく違う。彼には常に32分音符ぐらいのリズムが流れてる気がするくらい。7拍子、5拍子あたりまえ、32分のいくつみたいな変拍子が出てきても、みんなサラーっと演奏してみせる。フォークソングを演奏するような感覚であれをあれをやっている。(挾間美帆:Jazz The New Chapter 3)
昨日も書いたけど、
大河ドラマぽくなりがちなラージ・アンサンブルの楽曲が、
いきなり路地裏感、うらぶれ感。
こんなミニシアター系映画のような愛おしい作品感たら。
ロスガチョスのメンツは、ギジェルモがバークリー時代からの仲だとか。
メンバーとの出会いはバークリー時代のこと。それから面々は同スクールを卒業後も、大挙ボストンから、ニューヨークに移り、ジャズ・スタンダードやスモールズといったクラブでも演奏し、バンドを継続。メンバーとのつながりは今や演奏仲間を越えて家族的なものとも言える仲だとのこと
ギターのベン・モンダーやアルト・サックスのミゼル・ゲノン、ドラムのジェフ・バラッド、テナー・サックスのクリス・チークなど、いまや押しも押されぬつわ者揃い。
リズム、ハーモニー、アイデア、構築力、まさに鬼才。
そして家族ぐるみの友情で支えられたメンバー相互の空気感。
他のラージ・アンサンブルでは、けっして聴くことのできないサウンドと世界観をぜひ。
Piano, vocals – Guillermo Klein
Alto saxophone – Miguel Zenon
Tenor saxophone – Bill McHenry
Soprano saxophone, tenor saxophone, baritone saxophon – Chris Cheek
Trumpet, flugelhorn – Diego Urcola
Trumpet, flugelhorn – Taylor Haskins
Trombone – Sandro Tomasi
Guitar – Ben Monder
Bass – Fernando Huergo
Drums – Jeff Ballard
Percussion, trumpet – Richard Nant
Artesano by Guillermo Klein & Los Guachos