Camila Meza & The Nectar Orchestra / Ambar / 2019年
カミラ・メザ & ザ・ネクター・オーケストラ / アンバー / No,2090
こういうご時世なんで、ちょっと空気浄化系で。
ひさびさカミラ・メザ、2019年の最新アルバム。
自身のオーケストラ結成、ザ・ネクター・オーケストラ!
7人のメンツには、ドラム・パーカッションで小川慶太 、
バイオリンで大村朋子と、2人の日本人も活躍、うれしい。
カミラ自身のギターと、ドラム、ベース、ピアノの他に、
バイオリン✕2、ビオラ✕1、チェロ✕1 という編成。
小規模ながらもナチュラルでゴージャスなサウンドとなっている。
ボーカル&ハーモニーの魅力も、ギターの腕も、そして作編曲、カヴァーのセンスまで申し分ない。
パット・メセニー&デビッド・ボウイで知られる「This Is Not America 」。
トム・ジョビンとシコ・ブアルキとヴィニシウス・ヂ・モライスの共作。
さらにミルトン・ナシメント、
とどめのカエターノ・ヴェローゾ「Cucurrucucu Paloma」で泣かせて、いうことなし。
タイトルのアンバー / 琥珀には、こんな意味が。
『Ambar』(=琥珀)という言葉には様々なメタファー(隠喩)が含まれている。木々が排出した樹液が時間をかけて化石化し、のちに琥珀となる。樹木に傷がついた時、自らの樹液で補修、癒してゆくというプロセスがあるの。だから自らが秘めているパワーをこの言葉は表しています。
同時に、石になった琥珀そのものが「ネガティブなものをポジティブにエネルギー変換する」という意味合いを持つ石だということも後から知ったわ。曲を創作する、音楽を表現する過程とはそういうものよね。自分から発するものが琥珀という結晶となって皆さんのもとに届く。癒し、とは美しい概念だと思います。
アンバー、オーガニックでありながらも現代的な室内楽は、あふれる開放感と癒やしの結晶。
Vocals, Guitar – Camila Meza
Piano, Celeste, Keyboards, Fender rhodes, Moog, Organ, Wurlitzer electric piano – Eden Ladin
Bass – Noam Wiesenberg
Drums, percussion – Keita Ogawa / 小川慶太
Violin – Tomoko Omura / 大村朋子
Violin – Fung Chem Hwei
Viola – Benjamin von Gutzeit
Cello – Brian Sanders
↓ こちらは、盟友シャイ・マエストロとのデュオで「Cucurrucucu Paloma」、泣け!
次の動画が、2人の日本人も活躍のザ・ネクター・オーケストラだ!
Camila Meza – Cucurrucucú Paloma – 7/6/2017 – Paste Studios, New York, NY
Camila Meza & The Nectar Orchestra (Live) | JAZZ NIGHT IN AMERICA
- アーティスト:Camila Meza
- 発売日: 2019/05/31
- メディア: CD