Brad Mehldau / Introducing Brad Mehldau / 1995年
ブラッド・メルドー / イントロデューシング・ブラッド・メルドー
Piano – Brad Mehldau
Bass – Christian McBride (tracks: 6 to 9), Larry Grenadier (tracks: 1 to 5)
Drums – Brian Blade (tracks: 6 to 9), Jorge Rossy (tracks: 1 to 5)
マンデー・ブラッド・メルドー、2回目。
これは、レコーディング時24歳という初リーダー作品。
1994年、ジョシュア・レッドマンとの共演で名を挙げたメルドー、
ついにワーナー・ブラザーズと契約、リーダー・デビューを果たす。
このアルバムは、ピアノ・トリオのスタイル。
前半、
ベース:ラリー・グレナディア&ドラム:ホルヘ・ロッシーというセットで、
後半、
ベース:クリスチャン・マクブライト&ドラム:ブライアン・ブレイド、
という2組のセットでレコーディングされている。
いきなりスタンダードの ” It Might as Well Be Spring ” を変拍子で演奏、巷にはびこるソフトなピアノ・トリオを一掃するような衝撃とともにスタート。
続けてコルトレーンの ” Countdown ” とたたみかけて、3曲目、珠玉のバラード ” My Romance ” と緩急つけた見事な攻め。
そして、6曲目から9曲目は、クリスチャン・マクブライト&ブライアン・ブレイド組が登場し、異なった雰囲気を醸す。
おそらく、それまでに聴いたことないピアノ表現が詰まった衝撃作。
これ以上ないという完璧なデビュー・アルバム。