Ibrahim Maalouf / S3NS / 2019年
イブラヒム・マーロフ / S3NS / No,2197
火曜日のロベルト・フォンセカのアルバムに参加してるイブラヒム・マーロフについて、ほとんど紹介していなかった。
つーことで、彼のリーダー最新アルバムを紹介。
イブラヒム・マーロフは、レバノン ベイルート出身。
四分音を使う奇才トランペッターとして有名。レバノンとフランスの2重国籍、両国で活躍している。
2014年の映画「イブ・サンローラン」の音楽を担当したことでも有名で映画音楽も多数手がけるている。クラシックとジャズそして映画音楽というジャンルを超越した才人だ。
1曲目、エキゾチック・サマーな雰囲気( ?! )ちょっと楽しげだ。
(なんか、ボニー・ピンク “ パーフェクト・スカイ ” に似ているぞ!)
イブラヒム・マーロフのアルバムの中では、もっとも聴きやすい方かな。
中近東モードというよりラテン・モード濃いめの内容だ。
なんせ、ゲスト・ピアニストに
アロルド・ロペス・ヌッサ、アルフレッド・ロドリゲス、ロベルト・フォンセカと、いずれもキューバの一流どころピアニストが1曲ずつ参加してるという豪華さ。
イブラヒム、身も心もキューバよりになってる。
もちろん、持ち前の中近東風味は消えるわけないし、かなりミクスチャーな楽しいアルバムとなってる。
血のなせる技か、彼の書く楽曲、奏でる旋律の美しさ、メロディックなこと。
そして、常につきまとう哀愁の印影、ラテンチックになってなお、色濃く切ない。
↓ 2番目のライブ映像もノリノリ!
Degree of
Romantic / ロマンティック度 ☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度☆☆
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Trumpet, Piano – Ibrahim Maalouf
Guest Pianist – Harold López-Nussa, Alfredo Rodríguez, Roberto Fonseca
Baritone Saxophone – Guillaume Naturel
Bass – Thierry Fanfant, Zachary Ostroff
Bass Trombone – Michaël Joussein
Drums – Stéphane Galland
Flute – Cacau
Guitar – François Delporte
Percussion – Abraham Mansfaroll
Piano – Eric Legnini, Frank Woeste
Trumpet – Alexis Bourguignon, Renaud Gensane, Yacha Berdah
Ibrahim Maalouf – S3NS (Official Audio)
Ibrahim Maalouf S3NS Tour @L’Olympia Paris 23/09/2019