Or Bareket / 33 / 2019年
オル・バレケット / 33 / No,2204
さて、きのうに引き続きオル・バレケットのセカンド・アルバムを紹介。
基本前回の路線と同じだけど、よりオーガニックというかブラジル中南米への指向が強まった気がする。実際、ボーカル曲のゲストはカミラ・メサで、彼女もチリ出身だ。
メンツ的には、前回と同じなのはギターのシャハル・エルナタンだけだ。サウンド的にも非常にオルと指向が近いのかも知れないし、2人がバンドの核となっているんだと思う。加えて今回はピアノに盟友ニタイ・ハーシュコヴィッツが帰って来てる。鬼に金棒感。
オルのサウンドは、他のイスラエル勢とはひと味もふた味も違う雰囲気がオイラ好みだ。
新世代ワールド・ミュージックって感じも強く漂う。ジョー・ザヴィヌルが創りだす世界とも交差する感じだ。ワールド・ミュージックというと民族色の強い音楽を連想しがちだけど、新世代というのは、いろいろな世界音楽のミクスチャーという意味だ。
アコースティックというかフォークロアな世界も持ちながらのコンテンポラリーな世界。なによりメロディックな要素が大きく、親しみやすくじつにしっくり来る。
これ自宅でくつろぐときとかに流したいアルバム。
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Healing / ヒーリング度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆
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Bass – Or Bareket
Guitar – Shachar Elnatan
Piano and keys – Nitai Hershkovits
Drums – Daniel Dor
Guests:
Guitar and vocals – Camila Meza
Bari Sax – Eden Bareket
New Album Teaser/Or Bareket
- アーティスト:Bareket, Or
- 発売日: 2019/05/01
- メディア: CD