Bill Evans Trio / Waltz for Debby / 1961年
ビル・エヴァンス・トリオ / ワルツ・フォー・デビイ / No,2221
週末クワイエット、もうベタベタなアルバムで恥ずかしい。
ヴィレッジ・ヴァンガード・ライブだけ取り上げてきた今週のトリ。
しっとりと沁みるヴァンガード・ライブったら、まずこれが浮かぶのが人情。
いまさら内容についてオイラが語ることない名盤中の名盤。
ジャズ界の頂点に立つアルバムと紹介して障りないレジェンド。
ライブ・レコーディングの11日後に、この史上最高のトリオとうたわれる3人の1人ベーシストのスコット・ラファロが交通事故にて他界。
その事実がまた、このアルバムを伝説としている。
この日のレコーディングから作られたアルバムは、2枚。
この “ ワルツ・フォー・デビイ ” と “ アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード ” 。
オイラ的には、よりスコット・ラファロがフューチャーされた“ アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード ” が好きだけど、週末クワイエット的には、1曲目の “ マイ・フーリッシュ・ハート ” から沁みしみな “ ワルツ・フォー・デビイ ” なわけ。
甘い曲、たしかにそうだ。しかしここまで肉体に食い込まれると、もう何も言えないというところはある。世界に恋をするというのは、つまりはそういうことではないか。(村上春樹:ポートレイト・イン・ジャズ)
みなさま、心おだやかな日曜日を。
Degree of
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
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Piano – Bill Evans
Bass – Scott LaFaro
Drums – Paul Motian
Bill Evans Trio – My Foolish Heart