Chris Potter / Moving In / 1996年
クリス・ポッター / ムービング・イン / No,2244
きのうブラッド・メルドーを紹介したけど、そういえばクリス・ポッターと演ったアルバムあったなと思い出す。
“ ムービング・イン ” は、1996年リリース。ブラッド・メルドーは、ちょうどリーダー・アルバム・デビューを果たして間もない頃かな。後に正式にトリオを組むことになるベースのラリー・グレナディアとともに参加している。
10曲中9曲がクリス・ポッターのオリジナルで、ブラッド・メルドーは内8曲で演奏、ピアノが入る曲は全部演ってる。
どちらかというとポッターに合わせるカタチ(当然か)だけど、もちろんメルドーらしさも垣間見える。メルドーらしくない“ 爽やかっぽい ” 部分とそうでもない素(もちろん素晴らしい)の部分と両方味わえるのがこのアルバムの楽しみかな。
全編通じて、ラリー・グレナディアの存在感が強く感じられて、じつに心地よい。
それにしても、クリス・ポッターのプレイには華がある。
ソプラノ、テナー、バスクラと自由自在だし、その表現の幅には全くもって舌を巻くし、いたるところに聴かせどころある。
いやはや、いま見ると凄いメンツのこのアルバム、聴き応え十二分。
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆
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Tenor Saxophone – Chris Potter (tracks: 1, 3, 5 to 8, 10)
Bass Clarinet – Chris Potter (tracks: 9)
Written-By – Chris Potter (tracks: 1 to 3, 5 to 10)
Bass – Larry Grenadier
Drums – Billy Hart
Piano – Brad Mehldau (tracks: 1 to 3, 5 to 7, 9, 10)
Chris Potter – Book Of Kells
- アーティスト:Potter, Chris
- 発売日: 1996/08/13
- メディア: CD