Chris Potter and the DR Big Band / Transatlantic / 2011年
クリス・ポッター / トランスアトランティック / No,2246
クリス・ポッター続きます。
“ Chris Potter and the DR Big Band ” 。
“ DR Big Band ” は、Danish Radio Big Band、デンマーク放送局所属のジャズ・オーケストラということらしい。
DR Big Band が世界初の政府支援のジャズ・ビッグバンドとして旗揚げされたのは1964年のこと。現在までに同楽団で指揮ならびにソリストとして客演したミュージシャンは100人を超え、誰もが認めるヨーッロッパを代表する名門バンドとして、ビッグバンド界に君臨。
また、1985年、コペンハーゲンのレオニ・ソンング音楽賞を受賞したマイルス・デイビスを招いて開催されたDR Big Band20周年記念コンサートの模様が、『 Aura 』という作品としてリリースされ、2つのグラミー賞を受賞した。
とのこと、由緒正しいビッグ・バンドだ。
まあ、DR Big Band からのオファーなんだろうな〜くらいで聴き始めて2曲目くらいで、えっ ?! となる。ポッター得意の沖縄音階の曲だから。
あらためて調べると全曲、作編曲指揮クリス・ポッターとなっている。
客演くらいに思って聴いてたけど、どおりでカッコいい。ポッター超ガチ・モード。
どの曲も、張り詰めたテンション、緻密で多彩なアンサンブル、怒濤の迫力。そんななかで自由に吹きまくり泳ぎ回るポッター、冴えまくり。
ドラマーもネイト・スミスに迫れとばかりに張りきってて、すがすがしい。
(内心は、コイツらいつもこんなタフな楽曲やってんのかよ、しんど!と思ってるかもしれないけど)
ポッターもオーケストラも力の入りまくった一枚、聴き応え十二分。
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
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Arranged By, Written-By, Conductor, Saxophone – Chris Potter
Bass – Kaspar Vadsholt
Drums – Søren Frost
Guitar – Per Gade
Orchestra – Danish Radio Big Band
Piano – Magnus Hjort
Reeds – Lars Møller, Nicolai Schultz, Pelle Fridell, Peter Fuglsang, Uffe Markussen
Trombone – Jakob Munck*, Peter Jensen, Steen Hansen, Vincent Nilsson
Trumpet – Anders Gustafsson, Christer Gustafsson, Gerard Presencer, Mads La Cour, Thomas Kjærgaard
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New Year’s Day (feat. Mads La Cour)