Renee Rosnes / Beloved of the Sky / 2018年
ソニー・ロフネス / ビヨンド・オブ・ザ・スカイ / No,2247
クリス・ポッター続く。
今日のアルバムはわりと最近のソニー・ロフネスのアルバム。
ソニー・ロフネスは1962年生まれ、カナダ出身の女性ピアニストだ。(わお!同い年だ)女性ジャズ・ミュージシャンが、まだまだ少ない世代にあって、いまだに現役で活躍しているということは、なかなかの強者の証しだ。
ロズネスは、1986年にテナーサックス奏者のジョー・ヘンダーソンのカルテットでキャリアをスタートさせた。1988年にはウェイン・ショーター・バンドのメンバーとなり、1989年にはトロンボーン奏者のJ.J.ジョンソンのクインテットに参加。彼が1997年に引退するまで彼のピアニストとして活躍。1989年にはテナーサックス奏者のジェームス・ムーディとも活動を開始し、その後20年間彼のカルテットのピアニストを務めた。ヴィブラフォン奏者のボビー・ハッチャーソンとも頻繁に共演し、2007年には彼のカルテットで”For Sentimental Reasons” を録音した。彼女はSFJAZZ Collectiveの創設メンバーであり、2004年から2009年まで在籍した。2012年からは、ベーシストのロン・カーターのFoursight Bandのメンバーとして、ヨーロッパを中心に頻繁にツアーを行っている。2007年ジャズ・ピアニストのビル・チャーラップと結婚し、ピアノ・デュエット・アルバムをリリースしている。(Wikipediaより:テゲテゲ訳)
なるほど、えっ! オイラと結婚した年もいっしょだ!
メンバーは、 ベースがピーター・ワシントン、ドラム レニー・ホワイト、ヴィブラフォンのスティーブ・ニルソン。そしてサックス、我らがクリス・ポッター。
どの曲も、繊細かつ濃密。
緻密に積み上げられた美しさと緊張感を持っている。
2曲以外すべてロフネスのオリジナルだけど、ポッターの個性をよくつかんで書かれているような曲ばかり。さすがキャリアを感じさせる。
クリス・ポッターとソニー・ロフネスの絡み、そしてレニー・ホワイトのドラムまで、もう熱い熱い熱い。
いいぐあいにヴァイヴが、クールな音色で都会的な空気をもたらしてくれている。
ロフネスの演奏は、あまり聴いたことなかったけど、このアルバムは大当たり。
ラテン調の曲では、クリス・ポッターのフルートも聴けるお徳盤なり。
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度☆☆☆
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Piano – Renee Rosnes
Bass – Peter Washington
Drums – Lenny White
Saxophone, Flute – Chris Potter
Vibraphone – Steve Nelson
Renee Rosnes “BELOVED OF THE SKY” video