シピアギン&ポッターの2トップでおくるビターでハード・ボイルドな1枚!
A bitter, hard-boiled piece with Sipiagin and Potter in the top two!
Alex Sipiagin / Steppin’ Zone / 2001
Trumpet, Flugelhorn – Alex Sipiagin
Tenor Saxophone – Chris Potter
Bass – Scott Colley
Drums – Jeff “Tain” Watts
Piano – David Kikoski
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
さて、きょうもクリス・ポッターの参加アルバムを。
2001年のトランペッター アレックス・シピアギンのアルバム。
もうね、メンバーの顔ぶれを聞いたら間違いのないアルバム。
というか当時は、メンバーも若くて、
どちらかというと一発やってやる的意気込みも大きかったのではないだろうか。
ベースは、スコット・コリー、ドラムがジェフ・テイン・ワッツ、そしてピアノのデヴィッド・キコスキーというメンバー、申し分なし×2。
この時ポッター30歳、シピアギン34歳、最も年上のワッツが41歳という油ののった5人だ。
いきなり1曲目、2曲目とアップテンポに飛ばしてゆく、カッコいい。
3曲目、キコスキーの美しいソロで始まるややテンポダウンした曲。
しかし、その後は変則的なテクニカルなナンバー。
5曲目でメセニー曲。ここまで4ビートが続く。
その後は、スピリチュアルな雰囲気漂う6曲目。
ラテンな雰囲気の7拍子の7曲目。
ラストは、1曲目と同じをテイク違い。
一気果敢、シピアギンとポッターの2トップが火花を散らし、
リズム3人がこれでもかと追い立てる怒濤の61分。
2000年代初頭NY、最も勢いのあったユニットの熱い記録。
アナタは、ついて来れるかな。