アリソン・ミラーが独自の世界観で創り出す光あふれるストーリー!
A light-filled story created by Alison Miller with her unique worldview!
Allison Miller’s Boom Tic Boom / Glitter Wolf / 2019年
アリソン・ミラーズ・ブーム・チック・ブーム / グリッター・ウォルフ
Drums, Vibraphone, Celesta, Written-By, Arranged By – Allison Miller
Piano, Harmonium – Myra Melford
Bass – Todd Sickafoose
Cornet – Kirk Knuffke
Clarinet, Contra-Alto Clarinet – Ben Goldberg
Violin – Jenny Scheinman
さて今日は、≪ 現代ジャズドラマー列伝 ≫ アリソン・ミラーにもどって第6弾。
2019年にリリースの「きらきら狼」。
アリソン・ミラーズ・ブーム・チック・ブームは彼女のグループで、本作はその4作目。
メンバーは、ピアノがベテラン マイラ・メルフォード。
ベースが、トッド・シカフース。
コルネットのカーク・クヌフク。
クラリネットのベン・ゴールドバーグ。
バイオリンがジェニー・シェインマンというメンツ。
ベン・ゴールドバーグとジェニー・シェインマンは、”Rivers In Our Veins” でも活躍してた。一聴すれば、この2人がミラー・サウンドに欠かせない人だって分かる。
これまで築き上げてきたものが、
いっきに花開いたようなアリソン・ミラー・ワールド。
彼女の特徴である、自由なリズムと広がる空間、
伝統的なアメリカーナの再構築、
時おり垣間見えるアヴァンギャルド性、
失われないユーモアと陽光のような明るさ、
そして何より、
楽曲が明確なストーリーと独自の世界観に貫かれているのが分かると思う。
”Rivers In Our Veins” に至るミラーのスタイルが、
このアルバムで確立したと言っても過言ではない完成度の高い作品。