ジャケット・デザインからは想像つかない晴れわたった爽やかな快作!
ビンカー・ゴールディングのサックスと、ジョー・アーモン・ジョーンズのピアノを堪能!
Binker Golding / Abstractions of Reality Past and Incredible Feathers / 2019年
Producer, Tenor Saxophone – Binker Golding
Bass – Daniel Casimir
Drums – Sam Jones
Piano – Joe Armon-Jones
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Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆
Relaxing / まったり度 ☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆
きのうのビンカー・アンド・モーゼスでもアシュリー・ヘンリーの “ ビューティフル・ヴァイナル・ハンター ” でも活躍してたサックス奏者ビンカー・ゴールディングのアルバム。
なかなか活きのいいアルバムでご機嫌になれる。
何だろ、オーソドックスなアコースティックなスタイルなのに、新鮮というか手垢がついてないというか。
ビンカーのサックスは、明瞭で快活で勢いがある今風バップ。
ブレッカーぽくも感じられなくもないけど、それともちょっと違う。
根底にUKらしさ、イカしたリズムと親しみやすいメロディ・ラインが感じられ、ソロであってもメロディアスでうたってる。
メンバーは、ジョー・アーモン・ジョーンズがピアノで、ダニエル・カシミールがベース、そしてサム・ ジョーンズがドラムスというカルテット編成。
フージョンぽくもある親しみやすさだけど、それよりももっと自由で、
特にビンカー・ゴールディングとジョー・アーモン・ジョーンズ(ピアノ)が吹きまくり弾きまくりで気持ちいいことこの上ない。おもわず笑みがこぼれる。
リズム隊も素晴らしくエモーショナルなカルテット。
哲学的なタイトルと顔色悪目なジャケット・デザインとは裏腹な晴れわたった爽やかな作品、オススメ。