試験にでる現代ジャズ ≪入門編≫

試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.016
Roy Haynes / Birds Of Feather : A Tribute To Charlie Parker / 2001年
ロイ・ヘインズ / バード・オブ・フェザー:ア・トリビュート・トゥ・チャーリー・パーカー / No.3145

月曜日・新シリーズ!

ジャズって何から聴けばいいですか?」と問われること多し。
ソニー・ロリンズのサキソフォン・コロッサス」と答えたいのはやまやまだけど、このブログのコンセプトに従って2000年以降のアルバムという縛りで、わかりやすさ、かっこよさ、親しみやすさを第一に毎週1枚あげていきたい。

題して “ 試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ ”
(なんで試験やねん)よろしく!

試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.016

Roy Haynes / Birds Of Feather : A Tribute To Charlie Parker / 2001年
ロイ・ヘインズ / バード・オブ・フェザー:ア・トリビュート・トゥ・チャーリー・パーカー

チャーリー・パーカー・グループで活躍したビバップの生き証人ロイ・ヘインズ、マイルス直系デイヴ・ホランドを中心に組まれたチャーリー・パーカー・トリビュートの決定版。

Roy Haynes / Birds Of Feather : A Tribute To Charlie Parker / 2001年

Drums – Roy Haynes
Bass – Dave Holland
Alto Saxophone – Kenny Garrett
Piano – David Kikoski
Trumpet – Roy Hargrove
Producer – Roy Haynes
++++++++++++++++++++++++++++++++++
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Fantastic / ファンタジック度 ☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

チャーリー・パーカーは、初心者に向かないとか言いながら、
この “ 試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ ” で、すでに3作目の紹介となるパーカー・トリビュート盤。
これまたご機嫌なアルバムなんだから、しかたない。

ドラマー ロイ・ヘインズは、チャーリー・パーカー・グループで活躍したまさにビバップの生き証人にしてレジェンド。
そしてデイヴ・ホランドは、マイルス・デイビス “ ビッチェズ・ブリュー ” で有名なベーシスト。
それからケニー・ギャレットは、マイルス・グループ最後のサックス奏者。

ギャレットと同年代のデヴィッド・キコスキーは、ロイ・ヘインズ・バンドで活躍する実力派ピアニスト。
それに、若き俊英トランペッター ロイ・ハーグローブというメンバーだ。

ドラマーがビバップのグルーヴを創った人な上に、そうそうたるメンバー。
これ以上にない素晴らしい編成での、チャーリー・パーカー・トリビュート盤、悪いワケがない。

もちろん、ソリストのフレーズは今風のフレーズで当時のものとは違うと思うけど、
レジェンドと若手が同じプラットフォームで楽しめるのもまたジャズの素晴らしさなのかな。

なんといっても、ロイ・ヘインズのドラミングが活きがよくてビシバシ耳に飛び込んでくる。
まあ、ジャケットの各自の表情を観ると大体楽しんだ順に笑顔が大きいのかもしれない。

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