タイトル通りだけど、まずは出だしのブルースにあっと驚くアルバム / 月曜日のブラッドメルドー
Brad Mehldau Trio / Blues And Ballads
Piano – Brad Mehldau
Bass – Larry Grenadier
Drums – Jeff Ballard
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Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆
“ 月曜日のブラッド・メルドー “ も2016年、ほぼ今と言っていいとこまで来ました。今回のアルバムも、2回目の登場です。
2016年あたりのメルドー、自身のトリオではない活動の方が活き活きしてる感じですが、まあまあそんな時もありますよ。
今回は、全曲がカヴァーでオリジナルなし(どうなの)。
選曲は、いつもの感じなんだけど名作 “ ラルゴ ” のプロデューサー、ジョン・ブライオンの曲だけが現代の曲だってところが興味深い。
1曲目が、なんといってもメルドーとしては珍しいブルースの黒っぽいプレイ。
おおっと聴いていると、もちろんらしさが滲み出る。
最後、終わると見せかけて、それからまったくのメルドー・ワールド。
そして、3曲目のブライオンの曲がどえらい美しい。
ハードな曲はなくて、ゆったり目な曲が多いのに全く飽きさせない、聴かせるのはさすがのメルドー、いやメルドー・トリオ。
せっかくだからタイトルにあるとおり、もうちょっとメルドー流のブルースを聴きたかった。
いや、もっと何かパッションが欲しいのだ〜と言う方も多かろう(オイラだけど)。いや、しばし待つのだ。きっとヤツらはやってくれる。