メランコリック・キング、ブラッド・メルドーの挑むジャズとクラシックの融合!
Melancholic King Brad Meldor’s take on the fusion of jazz and classical music!
Brad Mehldau, Orpheus Chamber Orchestra / Variations On A Melancholy Theme / 2021
Piano – Brad Mehldau
Orchestra – Orpheus Chamber Orchestra
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Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Melancholy / メランコリー度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
水曜日、木曜日と登場したブラッド・メルドーで金曜日を締めようかな。
このアルバムは、2021年の最新作。
世界的に活躍するオルフェウス室内管弦楽団とのコラボレート。
主題(Theme)と11の変奏曲(Variations)、カデンツァと後奏曲(Postlude)が収録されていて、
アンコールとして “ Variations X ” と “ Variation Y ”の2曲も収録されているという念の入れようだ。
そのタイトルも “ メランコリー協奏曲集 ” とは、いかにもメルドーらしいネーミングに吹く。
メルドーとオルフェウス室内管弦楽団は、この作品とともにアメリカ、ヨーロッパ、そしてロシアをツアーし、2013年にはカーネギー・ホールでもパフォーマンスを行っている。
2013年ということは、ずいぶん前から楽曲としては完成されたものだったんだね。
作品について彼は「もしブラームスが憂鬱な気分で目が覚めたらと考えてみたんだ」と語っている。
「 憂鬱な気分 」と言うくらいなので、まあ聴いて胸がときめくようなものではないけど、
ブラッド・メルドーの世界観を味わう。
ちょっと最近ジャズも聴き飽きた、
あるいは、とことん憂鬱な気分に浸りたい、などなど利用の仕方は色々あり(?)。
まあ、オイラはメルドーファンなんで一日これを繰り返し流してたんだけど、
天気予報で聞いてない雨は振ってくるし、酒飲んで、はしゃぎたい気持ちに襲われた。
いやいや、テーマ自体はなかなかチャーミングなんだけど、
オーケストレーションは、けっこう不穏。
メルドー、早くトリオあるいはそれに近い形態でアルバム出してくれないかな〜。