春を感じる夢見心地でオーガニックなサウンド!
Sounds dreamy and organic, like spring!
Brandee Younger / Soul Awakening / 2019年
Harp – Brandee Younger
Trumpet – Freddie Hendrix(Tracks:2), Sean Jones(Tracks:4)
Soprano saxophone – Stacy Dillard(Tracks:7, 8)
Tenor saxophone – Ravi Coltrane(Tracks:1, 3), Chelsea Baratz(Tracks:2, 4, 7), Antoine Roney(Tracks:7, 8)
Trombone – Corey Wilcox(Tracks:4)
Flute – Nicole Camacho(Tracks:7)
Vocals – Niia(Tracks:6)
Bass – Dezron Douglas
Drums – Chris Beck(Tracks:1, 3), E.J. Strickland(Tracks:2, 4, 5, 6, 8)
きょうも、先週からの繫がりだけどマーカス・ストリックランドではなく、
双子の兄弟、ドラマーのE.J.ストリックランド参加作品から。
ハープ奏者ブランディー・ヤンガーの2019年のアルバム。
ハープ奏者と言えば、みなさんも真っ先にアリス・コルトレーンを思い浮かべるだろう。
というか、その他は知らないよね普通。
それほど、ジャズ演奏者としては珍しい存在だからか、いろんなところに引っ張りだこのブランディー・ヤンガー。
信頼も厚いのか自主制作版なのに、なかなか豪華なメンツだ。
アリス・コルトレーン繋がりなのかラヴィ・コルトレーンの参加。
トランペットのショーン・ジョーンズ、
そして、ドラムでE.J.ストリックランドが5曲叩いてる。
ブランディー・ヤンガー自作が4曲、
そしてラストを、先人へのリスペクトかアリス・コルトレーンの曲で締めている。
ハープ=スピリチュアル、という決まりはないけど
アリス・コルトレーンがそうだったので、ついついそういう概念で聴いてしまう。
ヤンガー自身も、そういうイメージからの脱却を常に考えているのだろう。
モーダルだったりR&Bだったり、ヒップホップだったり、
もちろんスピリチュアル調まで、さまざまな楽曲を試みてる。
そして、どの曲も完成度高く、
ハープの音色から、ちょうど今時分、春の麗らかな陽気にピッタシの
ご機嫌サウンドが続いてゆく。
自身の内面から大らかな空間にひろがってゆくオーガニックなサウンドは、
今が旬!