キャリア40周年、珠玉の名デュオ、チック・コリア&ゲイリー・バートンのスタンダード集。
A collection of standards by Chick Corea & Gary Burton, a gem of a duo on the 40th anniversary of their career.
Chick Corea, Gary Burton / Hot House / 2012
Vibraphone – Gary Burton
Pian – Chick Corea
Cello – Paul Wiancko(Tracks:10)
Viola – Juan Miguel Hernandez(Tracks:10)
Violin – Ilmar Gavilan, Melissa White(Tracks:10)
Ensemble – Harlem String Quartet(Tracks:10)
Producer – Chick Corea, Gary Burton
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Latin Flavor / ラテン度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
レジェンダリー・シリーズ ≪ ゲイリー・バートンの巻その15≫ は、2012年の “ Hot House ” 。
言わずと知れた珠玉の名デュオ、チック・コリア&ゲイリー・バートン。
“ Crystal Silence ” はじめ何枚のデュオ・アルバムを創ってきたのだろう。
やり尽くした感あるのか、このアルバムはラストのコリアの曲以外はスタンダードとポピュラー音楽から。ツーカーで力の抜けた感がまた良さを醸しだす。
ビートルズにジョビンが2曲、ビル・エヴァンスにタッド・ダメロンにデイブ・ブルーベックにモンクにガーシュウィンと続き、ラストのオリジナルだけストリングスのアンサンブルが加わる。
もちろん全曲素晴らしいのだけれど、
2人の転がりまわるような楽しいオープニング “ Can’t We Be Friends ” 、凝ったアレンジで力の入った “ Eleanor Rigby ”。
タッド・ダメロンの5曲目は、アルバム・タイトルにするほどの出来だし、
2人の絶妙な絡みがたまらないモンクの “ Light Blue”。
“ My Ship”途中でのバートンの無伴奏のソロも凄い。
何か足りないと思ってるところにラスト “Mozart Goes Dancing”で、
モーツァルトといいつつ、得意のバリバリなラテン・ナンバーでしめる。
やっぱ、スゴイやこの2人。ヘヴィロテになる名盤ですよ、これ。