チック・コリアの音楽生活40周年を記念するNYブルーノート3週間連続公演の記録。
A record of three consecutive weeks of performances at the NY Blue Note to commemorate the 40th anniversary of Chick Corea’s musical career.
Chick Corea / Rendezvous In New York / 2003
Piano – Chick Corea
Piano – Gonzalo Rubalcaba (Tracks:2-3)
Vocals – Bobby McFerrin (Tracks:1, 2, 3)
Bass – Miroslav Vitous (Tracks:4, ), Christian McBride (Tracks:5, ), John Patitucci(Tracks:7, 2-1), Avishai Cohen (Tracks:2-2, 2-4), Eddie Gomez (Tracks:2-5)
Drums – Roy Haynes (Tracks:4, 5,) Dave Weckl (Tracks:7, 2-1, ), Jeff Ballard (Tracks:2-2, 2-4), Steve Gadd (Tracks:2-5)
Tenor Saxophone – Joshua Redman (Tracks:5, ), Tim Garland (Tracks:2-2,), Michael Brecker (Tracks:2-5)
Alto Saxophone – Steve Wilson (Tracks:2-2)
Trumpet – Terence Blanchard (Tracks:5 )
Vibraphone – Gary Burton (Tracks:6 )
Trombone – Steve Davis (Tracks:2-2)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
きのうに引き続いてチック・コリアをもう1枚。
きょうのは、凄いよ。
チック・コリアの60歳、音楽生活40周年を記念するスペシャル・イベント。
2001年12月、NYブルーノートに3週間連続公演、2日ごとに違うメンバーと共演したという伝説のライブの記録。
チックの足跡をたどるような内容になっていて、ボビー・マクファーリンとのデュオから、
「ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブス」セッションの再現、
「アコースティック・バンド」、「ニュー・トリオ」
マイケル・ブレッカーを加えた「スリー・クァルテッツ」、「オリジン」、
ゴンサロ・ルバルカバとのデュオ、あるいはゲイリー・バートンとのデュオなど多彩なプログラム。
RTFなどフュージョン色の強いものを除いてチック・コリアのジャズ・サイドが網羅されている。
なかでもジャケットにも記されているとおりボビー・マクファーリンとのデュオは、
12曲中3曲をしめ、のっけから楽しさが前面に出たアルバムとなっている。
全編、お祭り騒ぎなのかと思いきや、意外とこれガチで、どの組みあわせも
(というか、お祭り気分でもこのメンツだとこうなるのかも)
聴き応えありな内容。3週間分の音源からの選曲の苦労がうかがえる。
総勢18名、もちろんチック・コリアと歴史を創ってきたメンバーだけに、
全員がそうそうたるメンバーだ。
それぞれの時代、グループにそれぞれの狙いと個性があって、
メンバー表を観ながら、そこら辺を思い出しつつ聴くのが、このアルバムの楽しみだ。
なかでもオイラ的にグッときたのは収録時76歳、最年長のロイ・ヘインズのドラミングだ。
若造どもに負けてられない(別に同じステージで演ってるわけではないけど)とでも言いたげなパワフルさ。
昔の曲(あるいはヒト)だというバイアスなしで横並びで聴いて、
何ら遜色ないというか、むしろその力量が際立っていることに驚くはずだ。
そんなジャズの歴史・流れを、個人の活動の中で振り返って魅せることのできるレジェンド、チック・コリア。その偉大な足跡が垣間見えるアルバム。
1, 2, 3, Chick Corea & Bobby McFerrin Duet
4, Now He Sings, Now He Sobs Trio
Bass – Miroslav Vitous
Drums – Roy Haynes
Piano – Chick Corea
5, Remembering Bud Powell Band
Bass – Christian McBride
Drums – Roy Haynes
Piano – Chick Corea
Tenor Saxophone – Joshua Redman
Trumpet – Terence Blanchard
6, Chick Corea & Gary Burton Duet
7, Chick Corea Akoustic Band
Bass – John Patitucci
Drums – Dave Weckl
Piano – Chick Corea
2-1, Chick Corea Akoustic Band
Bass – John Patitucci
Drums – Dave Weckl
Piano – Chick Corea
2-2, Origin
Alto Saxophone – Steve Wilson
Bass – Avishai Cohen
Drums – Jeff Ballard
Piano – Chick Corea
Tenor Saxophone – Tim Garland
Trombone – Steve Davis
2-3, Ckick Corea & Gonzalo Rubalcaba Duet
2-4, Chick Corea New Trio
Bass – Avishai Cohen
Drums – Jeff Ballard
Piano – Chick Corea
2-5, Three Quartets Band
Bass – Eddie Gomez
Drums – Steve Gadd
Piano – Chick Corea