ブラッド・メルドーが、ブルー・グラス界を代表するクリス・シーリと組んだ異色作 / 月曜日のブラッド・メルドー(2019年5月30日分再投稿)
Chris Thile & Brad Mehldau
Mandolin, Vocals – Chris Thile
Piano, Vocals – Brad Mehldau
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
いまさら驚かないが、ブラッド・メルドーの異色作。
ブルー・グラス界を代表するクリス・シーリと組んだ一枚。
これが、なかなか素晴らしい。
ブルー・グラスというジャンルには縁がないオイラ。
もちろん、クリス・シーリという名前すら知らなかった。
クリス・シーリの楽曲に、メルドーが優しくも慎重に音を重ねている様が伝わってくる。
この二人の最初のパフォーマンスは2011年9月にロンドンにて行われ、2013年にははじめてデュオによるツアーが敢行された。その成果といえる二人の初アルバムとなったのが本作である。
だそうだ。
結構永きにわたって交友関係が続いているんだね。
優れたミュージシャン同士惹かれあうものがあるんだろうな。
マンドリンとピアノの相性が、驚くほどいいことに気づく。
いや、それこそ2人のなせる技なのかもしれない。
“ きょうは、小難しい音楽は聴きたくない ” な気分のとき、
ぴったりな音楽。
リリカルで情感溢れる音世界。
部屋の空気を、清らかにしてくれて、なんだかホッと沁みる一枚。