Christian McBride, Edgar Meyer / But Who’s Gonna Play the Melody?/ 2024年
クリスチャン・マクブライド, エドガー・メイヤー / バット・フーズ・ゴナ・プレイ・ザ・メロディ?
Acoustic Bass – Christian McBride, Edgar Meyer
Piano – Christian McBride (tracks: 8, 12), Edgar Meyer (Tracks: 10, 14)
ひさびさの投稿、よる年波に内からも外からも色々ありますわっ。
最近のアルバムから1枚。
クリスチャン・マクブライドとエドガー・メイヤーのデュオ作品。
タイトルは、ベーシスト同士のデュオからくるユーモア。
クリスチャン・マクブライドは、もうおなじみだけど、
エドガー・メイヤーってどんな人?
エドガー・メイヤー(Edgar Meyer、1960年11月24日生まれ)は、アメリカのベーシスト、マルチ演奏者、作曲家にして教育者。
彼の音楽スタイルはクラシック、ブルーグラス、ニューグラスなど多岐にわたる。ナッシュビルで活動し多くのチャンバーバンドのメンバーやセッション・ミュージシャンとしても活躍。共演歴は、ヒラリー・ハーン、ヨーヨー・マ、ジェリー・ダグラス、ベラ・フレック、ザキール・フセインと多岐に渡り、その高い音楽性が評価されてる 。
一聴して、どっちの音がマクブライドで、どっちがメイヤー !?
なんて答え合わせをする必要ないくらい明確に個性・音色が違いがあって楽しい。
しかも両者、これでもかというほど異次元のテクニックで、
こんな奏法、音が出せるんだと驚きと発見に満ちたアルバムとなっている。
じつは2人、年齢的にはマクブライドがひと回り下なので直接的なライバルというわけではなさそうだけど、名手レイ・ブラウンに師事したことがあるという言わば同門。
スタイルは違えど、その技の冴えは、ホンモノだ。
マクブライドの特色であるご機嫌なグルーヴ。
メイヤーが放つプログレッシヴなアメリカーナ。
もちろん丁々発止のやり取り。
でも、さすがにベースだけじゃ飽きちゃうかなと思った終盤、
お互いがピアノ演奏でソロの伴奏を務めて、またびっくり。
まあ低音好きなオイラにとっては、作業のBGM的に流しすのも ◎。
レイ・ブラウン直系の現代のバーチャオーゾ2人が織りなす珠玉のデュオ。