ストリックランド作のタイトル曲は、映画「トランスフォーマー」にインスパイアもの!
The title track by Strickland was inspired by the movie “Transformers”!
Christian McBride New Jawn / Prime / 2023
Bass, Producer – Christian McBride
Drums – Nasheet Waits
Bass Clarinet – Marcus Strickland (tracks: 1, 3, 5)
Tenor Saxophone – Marcus Strickland (tracks: 2, 4, 6 to 8)
Trumpet – Josh Evans
きょうは、最近のヤツいきますか。
2015年にスタートしたクリスチャン・マクブライド・ニュー・ジョーン第2弾。
1発だけで終わるのかと思ってたら、続きがあってうれしい。
なんつってもオイラの好きなマーカス・ストリックランドがブリブリ吹いてるからね。
2人の他は、トランペットのジョシュ・エヴァンス。
ドラムがナシート・ウェイツ。
つまり、ピアノレスの2管体制。
それで、これだけ聴かせられるってのは、相当な強者揃い。
まさしく「プライム」な4人だ。
混沌としたフリーのような展開からのR&Bのようなオープニング、あっけにとられる。
それぞれが太っとい音のアコースティック・オンリーなところが、かっこいい。
ストリックランドのバスクラ、た、堪らん。
ストリックランド作が1曲、マクブライドが書き下ろし2曲。
それにラリー・ヤング、オーネット・コールマン、ソニー・ロリンズの楽曲も新鮮すぎるアレンジ。
ピアノレスだけに、ガッツリ絡み合い全面に出てくるドラムとベース。
そして、ペットとサックスも気合い入りまくってるし、
シリアス・モードからファニーなサウンドまで、
いつでもどこからでも強烈なグルーヴに急加速。
今のジャズを演ってるという自信と歓びが、
サウンドの端々にほとばしり、
ジャケットにまで格好良さが滲み出る名盤。
多数の様々なプロジェクトを主宰するクリスチャン・マクブライドは、
まさに「プライム」なヒト。
さっそく、2023年の20枚ホルダーに入れとこ!