試験にでる現代ジャズ ≪入門編≫

Contemporary Jazz for Exams
≪ Introductory Edition ≫Vol.022
試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.021
Roy Hargrove / Havana / 1997
ロイ・ハーグローヴ / ハバナ / No.3181

試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.022

Roy Hargrove / Havana / 1997年
ロイ・ハーグローヴ / ハバナ

2000年以降のジャズに、そして世界中のトランペッターに影響をあたえた1枚。

Contemporary Jazz for Exams ≪ Introductory Edition ≫Vol.022

Roy Hargrove / Havana / 1997

A piece that has influenced jazz since 2000, and trumpeters all over the world.

月曜日・新シリーズ!

ジャズって何から聴けばいいですか?」と問われること多し。
ソニー・ロリンズのサキソフォン・コロッサス」と答えたいのはやまやまだけど、このブログのコンセプトに従って2000年以降のアルバムという縛りで、わかりやすさ、かっこよさ、親しみやすさを第一に毎週1枚あげていきたい。

題して “ 試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ 
(なんで試験やねん)よろしく!

Roy Hargrove / Havana / 1997

Trumpet – Roy Hargrove
Saxophone – Gary Bartz
Bass – John Benítez
Congas – Miguel “Angá” Diaz
Fuerte – Jose Luis Quintana
Drums – Horacio “El Negro” Hernández
Piano – John Hicks
Trombone – Frank Lacy
Guitar – Russell Malone
Drums – Idris Muhammad
Bass – Jorge Reyes
Saxophone – David Sanchez
Piano – Chucho Valdés
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
R&B feeling / ソウル度 ☆☆☆
Funky / ファンク度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

マイルスが消えてゆくのと入れ違いに登場したロイ・ハーグローヴ。
89年にデビュー、ウィントン以来の天才とよばれたトランペッター。

97年それまでのストレート・アヘッドな路線から離れ、キューバン・アフロなこのアルバム「ハバナ」でグラミーを受賞。

95年にはディアンジェロの「ブラウン・シュガー」に参加。
クエストラヴ、コモン、エリカ・バドゥ、J・ディラらとネオ・ソウルおよびオルタナティブ・ヒップホップ音楽集団ソウルクエリアンズを結成。

ジャズ界に新しい風を呼び込んだ男。
ファッショニスタとしても知られたハーグローブ。
腎障害を抱え残念ながら2018年11月、49歳の若さで急逝。

ハービー・ハンコックやソニー・ロリンズ等大御所から若手にいたるまで、
またジャズからR&B、Hip-Hopなどの幅広い層に慕われた。
彼の葬儀ではNYからミュージシャンが消え、
追悼ライブは5時間にわたって行われたというオトコ。

2000年以降のアルバムを扱うという弊ブログも、彼だけは特別扱いなのだ。

RELATED POST