フロントマンの交代、ヴィブラフォンの導入、後々続くデイヴ・ホランド・カルテットの雛形誕生。
A change of frontman, the introduction of the vibraphone, and the birth of the template for the Dave Holland Quartet that followed.
Dave Holland Quartet / Dream of The Elders / 1996
Bass – Dave Holland
Alto Saxophone, Soprano Saxophone – Eric Person
Drums – Gene Jackson
Vibraphone, Marimba – Steve Nelson
Vocals – Cassandra Wilson
Composed By – Dave Holland
Producer – Manfred Eicher
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
≪レジャンダリー・シリーズ≫ ベーシスト、デイヴ・ホランドの7回目。
今日は、1996年のデイヴ・ホランド・カルテットでの “ ドリーム・オブ・ザ・エルダース ” 。
いままでフロントを務めたサックスのスティーヴ・コールマンをエリック・パーソンに交代。そしてヴィブラフォンのスティーブ・ネルソンの参加。
ドラムもジーン・ジャクソンが参加。
ヴォーカルで1曲、カサンドラ・ウィルソンが参加している。
1曲目から6拍子。ヴィブラフォンのフレーズが都会的でクール、かっこいい。
2曲目も同様にクールだが、ダークな雰囲気。
3曲目は、軽快な曲だけど、やはり変拍子が入ってきて一筋縄ではない。
4曲目、カサンドラ・ウィルソンの登場。スローでダークで激シブ。
タイトル曲では、ジーン・ジャクソンがセンスあるドラミングで唸らせ、
7曲目では、ホランドとジャクソンが素晴らしいコンビネーションで、
激しくもクールなドライブ感を見せつける。
全体通して、独自の空気感と変拍子で都会の匂いがぷんぷん。
でもクールなのに熱い、そしてかっこいい。
これぞコンテンポラリーという感じのジャズ。
この後に続く、デイヴ・ホランド・カルテットの雛形が誕生したアルバム。