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Dave Holland Sextet / Pass It On / 2008
デイヴ・ホランド・セクステット / パス・イット・オン / No.3154

デイヴ・ホランドの作編曲能力の力量、ベーシストとしての圧倒的な牽引力、そして強力なリーダー・シップが光る名盤。エリック・ハーランドとマルグリュー・ミラーの参加が目玉!
Dave Holland’s ability to write and arrange music, his overwhelming drive as a bassist, and his strong leadership shine through on this masterpiece.

Dave Holland Sextet / Pass It On / 2008

Bass – Dave Holland
Composed By – Dave Holland (Tracks: 2 to 9), Robin Eubanks (Tracks: 1)
Alto Saxophone – Antonio Hart
Drums – Eric Harland
Piano – Mulgrew Miller
Trombone – Robin Eubanks
Trumpet – Alex Sipiagin
Composed By – Dave Holland (Tracks: 2 to 9), Robin Eubanks (Tracks: 1)
Producer – Dave Holland
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆
Spiritual / スピリチュアル度 ☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

さて、きょうは先週クリス・ポッター繋がりで2作紹介したデイヴ・ホランドのセクステットを。
これは、2008年のアルバム。
このアルバムからオイラの大好きなドラマー、エリック・ハーランドが参加している。
(って、前回までのネイト・スミスも大好きなんですが)

セクステットということは6人。
アルトサックスのアントニオ・ハート。
トロンボーンのロビン・ユーバンクス。
トランペットはアレックス・シピアギン。
そしてピアノのマルグリュー・ミラーという布陣だ。

つまり、ドラムのエリック・ハーランドと、ピアノのマルグリュー・ミラーが新顔ということになる。
新顔 = 目玉、だよね。

じっさい、この2人の活躍が、目覚ましい。
2人の存在感というか今までにない新鮮味が、このアルバムの成果を1・2段押し上げている気がする。

いつもながら、デイヴ・ホランドの創る世界は別格だ。
独特のおかしさというか面白みが常に宿っている。
変拍子も当たり前なのに、小難しさを感じさせないし、最後まで聴かせる説得力と魅力にあふれてる。

それはもちろん、彼の作編曲能力の力量と、ベーシストとしての圧倒的な牽引力の成せる技だろうけど、適材適所なのか優れた人選なのか、はたまた鍛え上げるのか、まあ強力なリーダー・シップとしか言いようがない。

デイヴ・ホランド ハズレなし。ミスター・コンテンポラリーの称号を!

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