流麗で軽快なコンテンポラリー、堂々たるデビッド・ギルモア2001年のデビュー・リーダー・アルバム。
Fluid, light and contemporary, David Gilmour’s imposing 2001 debut leader album.
David Gilmore / Ritualism / 2001
Guitar – David Gilmore
Bass – Brad Jones
Alto Saxophone – David Binney
Drums – Bruce Cox, Rodney Holmes
Keyboards – George Colligan
Percussion – Daniel Moreno
Piano – George Colligan
Soprano&Tenor Saxophone – Ravi Coltrane
Speech – Sharrif Simmons
Trumpet – Ralph Alessi
Vocals – Imani Uzuri
Producer – David Gilmore
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Funky / ファンク度 ☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
きのう紹介のデビッド・ギルモアをもう1枚。
こちらは2001年のギルモア、デビュー・リーダー・アルバム。
堂々の弾きっぷり、それもそのはずデビュー・アルバムとはいえ、ギルモアは1964年生まれ。
2001年だと37歳だから、まあ遅咲きというか十分すぎるキャリアを積んでの登場ということだ。
スティーブ・コールマンのM-Base Collectiveで活動し、ウェイン・ショーターの ” ハイ・ライフ ” にも参加している。
全11曲中、1曲がヴォーカル参加のイマニ・ウズリの曲、1曲がモンクであとはすべてギルモア作だ。
M-Baseらしさを感じさせる曲ばかりだけど、自身のギターもアコースティックな線が細めの印象、いたって爽やで聴きやすいアルバムだ。
ラヴィ・コルトレーンのサックスが存在感をしめし、どっちだろドラマーもなかなか冴えてる。
知らないメンバーが多いけど、申し分ない仕事ぶりで、日頃のライブ活動からのメンバーシップなのだろう。
コンテンポラリーでありながら流麗なギターが心地よく、曲調も様々で飽きさせない。
実力に申し分なし、いぶし銀な内容のギルモア・リーダー・デビュー作品。