超クール! 御年75歳のジャック・ディジョネット、ドラミングのキレ。ウッドストック・フェスゆかりのメンツと楽曲で夢の共演。
Drums, Vocals – Jack DeJohnette
Guitar – John Scofield
Piano, Rhodes, Organ, Vocals – John Medeski
Bass, Vocals – Larry Grenadier
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Bluesy / ブルージー度 ☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
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昨日のラーゲ・ルンドに続いてギター・メインのアルバムを紹介。
ラリー・グレナディア繋がりでもある2017年の “ ハドソン ” 。
ジャック・ディジョネット、ジョン・スコフィールド、
ジョン・メデスキ、ラリー・グレナディア。
2014年にウッドストック・ジャズ・フェスで初共演し、しかも全員がNY郊外のハドソン・ヴァレーに移住したという共通点から本格的始動となった4人のプロジェクト。夢のような組みあわせだ。
1曲目はコード1発のフルーセッションみたいな楽曲、なのにカッコいい。
特に見せ場のない起伏のない曲なのに、この最高のメンツだとこうなってしまう。これってエレクトリック・マイルスそのまんまじゃ!と誰もが思うとおもう。なんせマイルス・バンドゆかりのディジョネットとスコフィールドの2人がいるんだもん。
もちろん、2曲目以降もいい調子!
しかし、なんといっても年齢を感じさせないジャック・ディジョネットのドラミングが、じつに気持ちいい。
この人の緊張感と美しいグルーブを創りだす前のめりなハイハットやシンバルの音質の素晴らしいこと。生半可なメンバーでは終われるようで息苦しいに違いないけど、このメンツなら心配無用だ。
冴えたグルーヴとリラックスを生みだす夢のバンド。
ディジョネットとメデスキとジョン・スコの3人が元気なうちにもっと演ってほしい。