奔放に吹きまくるマッキャスリンのサックスとジュリアナのドラミングが炸裂する未来的サウンド!
The futuristic sound is bursting with McCaslin’s saxophone blowing wildly and Juliana’s drumming!
Donny McCaslin / Fast Future / 2015年
ダニー・マッキャスリン / ファスト・フューチャー
Tenor Saxophone – Donny McCaslin
Drums – Mark Guiliana
Bass – Tim Lefebvre
Electric Piano, Piano, Synthesizer – Jason Lindner
Mixed By, Mastered By, Guitar – Nate Wood
Producer, Vocals, Synthesizer – David Binney
Vocals – Nina Geiger
Voice – Jana Dagdagan
現代ジャズドラマー列伝 ≪ マーク・ジュリアナの巻 ≫ 続く、
で第8弾!ダニー・マッキャスリンの2015年のアルバム。
メンバーは、↓ ほぼこちらといっしょ。
ゲスト・ボーカルだけが代わってる。
したがってバンドとしてこなれてきた感強し。
キーボードのジェイソン・リンドナーの存在感が増したというか、
前作はドラムのマーク・ジュリアナとダニーの一騎打ち的なとこあったけど、
4人のバランスがよくなってきたというか、
それぞれが、しっかりと自分の音を主張してる。
エレクトロニックなサウンドが拡がり、
マッキャスリンもパーカッシブな奏法より肉声的なサウンドを多用してる。
なかなかソロが少なめな今っぽいジャズのなかで、
ブリブリ吹きまくって聴かせてくれるのが、ダニー・マッキャスリン力。
奔放に、そして緻密にサックスを聴かせまくってくれるマッキャスリンと
それを煽り対峙するジュリアナのドラミング。
そして、未来的サウンドでのトータルバランス。
間違いなく現代ジャズ・サックスの第一人者ダニー・マッキャスリンを代表するアルバム。
意外のは、デヴィッド・ビニーが、プロデュースしてて、
シンセなどでも、ちょい参加してるところ。
サックス奏者同士で共演は少ないかもしれないけど、仲がいいんだね。