なんと!まさか、イギー・ポップとの共演。
ますます盛んな78歳ドクター・ロニー・スミスの最新アルバム。
Dr. Lonnie Smith / Breathe / 2021年
Organ – Dr. Lonnie Smith
Baritone Saxophone – Jason Marshall
Drums – Johnathan Blake
Guitar – Jonathan Kreisberg
Percussion – Richard Bravo
Tenor Saxophone – John Ellis
Trombone – Robin Eubanks
Trumpet – Sean Jones
Vocals – Alicia Olatuja, Iggy Pop (Track: 1, 8)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
R&B feeling / ソウル度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
大物続きます。今日はブルーノート社長自らプロデュースするドクター・ロニー・スミスの最新アルバム。
なんと、イギー・ポップが2曲参加、もちろん歌ってる。
イギー・ポップが歌う1曲目は、なんかブライアン・フェリーっぽい(というか、そもそもイギー・ポップの歌声をほぼ知らないオイラ)オシャレな雰囲気。曲調もライト&アーベインな感じ。
2曲目は、ノン・ヴォーカルだけど管のアレンジが施された軽快なナンバー。3曲目も同じような雰囲気は続く。
スミスおじいちゃん、いい調子だな〜なんて聴いてると3曲目で雰囲気が変わる。
シンセ導入、しかも音色がまたシリアス。アレンジも変わってるしリズムも凝っている。78歳にしてまだ、こんな冒険というか挑戦をするのかと驚かされる。
4曲目は、オルガン曲にもどるも哀愁度深めな曲。続く5曲目は、きのう一昨日のビリー・チャイルズのアルバムでも歌ってたアリシア・オラトゥージャのゴスペルナンバー。いや〜聴かせる。
ここら辺に、タイトル “ breathe ” のメッセージがあるのかな。
つぎで、また3曲目のような凝ったリズム&シンセ併用のナンバー。
ラストが、イギー・ポップで粋に締めるという構成。
さすが長老&社長コンビ、なかなか楽しませてくれるし、一筋縄ではいかない。
長生きしてくださいドクター。