週末コンフォート

Duke Ellington and Ray Brown / This One’s for Blanton / 1975年
デューク・エリントン・アンド・レイ・ブラウン / ディス・ワンズ・フォー・ブラントン/ 週末コンフォート

ブラントンの死後30年を経て実現した天才と名手の珠玉のデュオ!
A gem of a duo of genius and virtuosity, realized 30 years after Blanton’s death!

Duke Ellington and Ray Brown / This One’s for Blanton / 1975

Piano – Duke Ellington
Bass – Ray Brown
Written-By – Ellington (Tracks: A1 to A4), Brown (Tracks: B1 to B4)

時代やジャンルを超えて、リラックスをテーマに週末コンフォート。
本日は、デューク・エリントンとレイ・ブラウン。
ピアノとベースのデュオ、1975年の作品だ。

花見にも出かけられない雨の休日(鹿児島は雨あがりそう)、
そんなときに窓の外をぼんやり眺めながら聴きたいアルバム。

タイトルは『ブラントンに捧ぐ』。
Jimmy Blanton(ジミー・ブラントン)は、モダンベースの開祖と言われている人だ。
39年にエリントンのバンドに参加。
同年には、ピアノとベースのデュオを初めてレコーディングしたことで知られている。

エリントンは、常にブラントンをバンドの中央にセット。
それは当時、前代未聞のことだった。
しかしブラントンは、41年にバンドを離れ42年に結核により死去。
23歳という若さだった。

そんなブラントンに憧れてベーシストを志したレイ・ブラウンは、
言わずと知れたオスカー・ピーターソン・トリオを支えた名手中の名手。

ブラントンの死後30年を経て、
世代を超えて実現した天才と名手の珠玉のデュオ、沁みる。

みなさま、よき週末を。

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