ドラグジーな快感が続く73分、踊れ!
73 minutes of draggy pleasure, dance!
E.J. Strickland Quintet / In This Day / 2009
Drums – E.J. Strickland
Soprano Saxophone, Tenor Saxophone – Marcus Strickland
Alto Saxophone – Jaleel Shaw
Flute – Tia Fuller
Guitar – David Gilmore
Bells, Chekere, TenorSaxophone – Yosvany Terry
Vocals – Charenée Wade
Harp – Brandee Younger
Bass – Hans Glawischnig
Piano, Electric piano – Luis Perdomo
Producer – Ravi Coltrane
きょうは、きのうのクリスクリスチャン・マクブライド・ニュー・ジョーンで、
ブリブリ吹いていたマーカス・ストリックランド繫がりの1枚。
2009年、ドラマーE.J.ストリックランドのリーダー・アルバム。
名前から予想されるが、E.J.ストリックランドは、
サックス奏者マーカス・ストリックランドの双子の弟だ。
このアルバムがね、素晴らしいんですわ。
響きわたるアフリカン・パーカッション。
これも、E.J.ストリックランドの手によるものらしい。
プリミティヴな印象がないわけではないけど、
サウンドは、むしろ都会的な洗練を感じさせるモーダルな雰囲気。
もちろんトライバル(部族的)でもなく、土埃も舞わない。
満月の夜、やや青白い光に照らされながら延々と続くダンス(なんじゃ、そりゃ)。
というか呪術的なドラグジーな快感がある。
メンバーは、ソプラノサックスとテナーサックスのマーカス、
アルトサックスのジャリール・ショー。
ピアノのルイス・ペルドモに、
ベーシストのハンス・グラウィシュニグ。
ゲスト・プレイヤーとして
サックスのヨスバニー・テリー、
フルートでティア・フラー、
ハープのブランディー・ヤンガー、
ヴォーカルでチャレニー・ウェイドが参加している。
メロディアスな進行とともに鳴り止まぬポリリズミックなグルーヴ。
そして、果てること無いように続くショーとマーカスとヨスバニー・テリーのソロ。
クールなのに次第に熱を帯び快感へと変わる曲の数々。
いや〜これ大好きなアルバム。
マーカス・ストリックランドは大好きだけど、
ドラマーE.J.がリーダーシップを取ってる方がオイラ好み、大推薦!