e.s.t.が描いたその美しき軌跡に1曲目から涙。
Tears from the first song with its beautiful trajectory drawn by e.s.t.
e.s.t. / Live in Hamburg / 2007
Piano – Esbjörn Svensson
Bass – Dan Berglund
Drums – Magnus Öström
Composed by, Arranged by, Performer – E.S.T.
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
きのうに引き続いて、e.s.t.をもう1枚。
こちらは、2007年リリースのライブ盤。
前年に発売された “ Tuesday Wonderland ” ↓
の24カ国に及ぶ発売記念ワールド・ツアーの中で、最も話題になったハンブルグでの実況録音。
つまり、演奏されているのは、ほぼ “ Tuesday Wonderland ” と同じ内容。
しかし、CDだと2枚組。それぞれの楽曲が拡大された長尺ヴァージョン。
スタジオ録音が、ジャズ・ファン以外への配慮かポップにまとめられていたのが、本来のジャズ・ヴァージョンとでもいうのだろうか、どの楽曲もすばらしい出来だ。
シンプルなフレーズや短音の連続、あるいは同様のドラミングが、これほどの美しさを纏って聞こえるのが彼らの真骨頂だろうか、シビれる。
しかも、録音がまたいい。
昨日紹介の “ Live in Gothenburg ”では、若干ドラムが奥に引っ込んだ感があったけど、そんなこともなくシズル感あるサウンドにゾクゾクする。
頂点へと疾走するリリシズム、悲劇の前年の貴重な記録。