Piano Trio

e.s.t. / Live in Hamburg / 2007
e.s.t. / ライヴ・イン・ハンブルク / No.4063

e.s.t.が描いたその美しき軌跡に1曲目から涙。
Tears from the first song with its beautiful trajectory drawn by e.s.t.

e.s.t. / Live in Hamburg / 2007

Piano – Esbjörn Svensson
Bass – Dan Berglund
Drums – Magnus Öström
Composed by, Arranged by, Performer – E.S.T.
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

きのうに引き続いて、e.s.t.をもう1枚。
こちらは、2007年リリースのライブ盤。

前年に発売された “ Tuesday Wonderland ” ↓

https://www.jazzdogs.bar/entry/2019-08-24-est

の24カ国に及ぶ発売記念ワールド・ツアーの中で、最も話題になったハンブルグでの実況録音。

つまり、演奏されているのは、ほぼ “ Tuesday Wonderland ” と同じ内容。
しかし、CDだと2枚組。それぞれの楽曲が拡大された長尺ヴァージョン。

スタジオ録音が、ジャズ・ファン以外への配慮かポップにまとめられていたのが、本来のジャズ・ヴァージョンとでもいうのだろうか、どの楽曲もすばらしい出来だ。

シンプルなフレーズや短音の連続、あるいは同様のドラミングが、これほどの美しさを纏って聞こえるのが彼らの真骨頂だろうか、シビれる。

しかも、録音がまたいい。
昨日紹介の “ Live in Gothenburg ”では、若干ドラムが奥に引っ込んだ感があったけど、そんなこともなくシズル感あるサウンドにゾクゾクする。

頂点へと疾走するリリシズム、悲劇の前年の貴重な記録。

RELATED POST