5人のギタリスト、5人のピアニストの個性が楽しいGRPへの置き土産。
The personalities of the five guitarists and five pianists are a delightful leftover to GRP.
Gary Burton / Collection / 1996
Vibraphone, Marimba – Gary Burton
Bass – Will Lee(Tracks:1, 2, 3, 8, 9)
Bass – Marc Johnson(Tracks:4, 5)
Bass – Steve Swallow(Tracks:6)
Drums, Percussion – Peter Erskine(Tracks:1, 2, 3, 4, 5, 8, 9)
Drums – Jack DeJohnette(Tracks:6)
Guitar – Pat Metheny(Tracks:1)
Guitar – Wolfgang Muthspell(Tracks:2, 3)
Guitar – Jim Hall(Tracks:6)
Classical Guitar, Written-By – Ralph Towner(Tracks:7)
Guitar – Chuck Loeb(Tracks:8)
Piano, Keyboards – Mitchel Forman(Tracks:1)
Piano – Mulgrew Miller(Tracks:4, 5, 6)
Keyboards – Bob James(Tracks:2, 3)
Piano, Keyboards – Alan Pasqua(Tracks:8, 9)
Piano – Makoto Ozone(Tracks:10)
Tenor Saxophone – Bob Berg(Tracks:2, 3)
Clarinet – Eddie Daniels(Tracks:4, 5)
Violin, Vocals – Tommy Kamp(Tracks:8, 9)
Vocals – Rebecca Parris(Tracks:8, 9)
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
レジェンダリー・シリーズ ≪ ゲイリー・バートンの巻その10 ≫ は、
1996年の “ コレクション ” なり。
このころ(つまりGRP時代、フュージョン色が濃厚)のバートンをあまり聴いていなかったけど、 “ コレクション ” というタイトルから、GRP時代のベスト的なものかと思ってた。
GRP最後のアルバムなんで半分当たってるけど、
これが意外におもしろいアルバムだった。
なんせメンバーが、曲によって微妙に異なる。
一番多い出演が、ドラムのピーター・アースキン&ベースのウィル・リーという組みあわせ。
アースキンは7曲叩いてて、1曲はジャック・ディジョネットが叩いてる。
あとの2曲は、ドラムレスだ。
ベースのウィル・リーは、4曲弾いてて、
他には、マーク・ジョンソン2曲、
スティーブ・スワロー1曲。
そして、ギターをフューチャーするのが好きなバートンだけど、
まず1曲目、パット・メセニー。
2・3曲目、ウォルフガング・ムースピール。
6曲目は、ジム・ホール、おっお〜!
7曲目は、ラルフ・タウナー。
8曲目、チャック・ローブと来る。
ピアノ、キーボードでは、
ミッチェル・フォアマンにマルグリュー・ミラー(渋い!)、
ボブ・ジェイムスにアラン・パスクァ。
そして、ラストを小曽根真とのデュオで締めている。
さすがゲイリー・バートン、共演もそうそうたるメンツだ。
曲ごとの各楽器プレイヤーの個性、
そして相対するバートンの叩き分けを楽しむのが、かなり楽しい。
意外と、このアルバム聴いてないファンも多いのではないだろうか。
5人のギタリスト、5人のピアニストの個性が楽しいGRPへの置き土産。