バートン先生と3世代年の差ジェネレーションズ!
A band with three generations of age difference, led by Dr. Barton!
Gary Burton / Generations / 2004
Vibraphone, Producer – Gary Burton
Bass – James Genus
Drums – Clarence Penn
Guitar – Julian Lage
Piano – Makoto Ozone
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
レジェンダリー・シリーズ ≪ ゲイリー・バートンの巻その13 ≫ は、
2004年の “ Generations ” です。
アルバム・ジャケットで分かるように、
このアルバムは、ギタリストのジュリアン・ラージをフューチャーしたものだ。
ほかのメンバーは、ピアノが小曽根真、ドラムが、クラレンス・ペン。
そしてベースが、ジェームス・ジーナスというメンバー。
このときバートンが61歳で、ラージは、なんと16歳。
小曽根43歳、ペンは36歳で、
ジーナス38歳という3世代年の差ジェネレーションズだ。
相変わらず才能ある若手を引き立てるバートンだけど、
バークリーの教授である立場ならではなのだろう。
ラージが3曲提供、小曽根も2曲、
あとはパット・メセニー、カーラ・ブレイ、スティーヴ・スワロウなどなど。
全編を通してフレッシュ、爽やかな曲想、
そしてバートン先生のマレット捌きもいつになく涼しげだ。
小曽根とバートンの息は、もちろんぴったしだし、
小曽根とリズムの2人とは、共演を繰り返した仲。
そして若きジュリアン・ラージのそつのないプレイ、うまい。
まだ、独自の個性というよりもメセニーの影響を感じさせるところがあって微笑ましい。
きっとメセニー選曲もラージによるものかもしれない。
盤石なバンドをバックに、
バートン先生の方がかえって乗っちゃってる感あるナイスなアルバム。
暑い季節に涼しげなサウンドそしてアレンジが冴えわたる。