第45回グラミー賞『ベスト・クラシカル・クロスオーバー・アルバム』部門ノミネート作品。
Nominated for the 45th Grammy Awards in the category of “Best Classical Crossover Album”.
Gary Burton, Makoto Ozone / Virtuosi / 2002
Vibraphone, Arranged By, Liner Notes, Producer – Gary Burton
Piano, Arranged By – Makoto Ozone
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
レジェンダリー・シリーズ ≪ ゲイリー・バートンの巻その12 ≫ は、
2002年の “ Virtuosi ” です。
ジャケット、タイトルからも分かるようにゲーリー・バートンと小曽根真の師弟デュオ。
ほとんどクラシックの名曲をアレンジしたものだ。
ラヴェル、バーバー、ラフマニノフ、カルドーゾ、ガーシュイン、スカルラッティ、コンフリー、ブラームスなどなど続きラストのみ小曽根真のオリジナルで締めている。
けして堅苦しい雰囲気のアルバムではなく、
かといって、クラシックの有名テーマだけをなぞったお手軽クラシック・ジャズでもない。
いずれの曲も、高度なアレンジと2人の卓越した技で聴き応え十分。
そして、カルドーゾ、ガーシュイン、コンフリーなどでは、
ジャズっぽさも強く出ていておもしろい。
いずれにしても、
デュオの相手としてキース・ジャレット、
なんといってもチック・コリアを選んできたバートンが、
小曽根真を選んだということ自体が、うれしい1枚。
師弟の関係を超えた信頼の証し、2人の探究心の結実したアルバム。