試験にでる現代ジャズ ≪入門編≫

Contemporary Jazz for Exams≪ Introductory Edition ≫Vol.042 試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.042
Gary Burton / Next Generation / 2005
ゲイリー・バートン / ネクスト・ジェネレーション/ No,3301

教え子達を見守るゲイリー・バートンの優しい眼差しが感じられる1枚。
An album where you can feel Gary Burton’s gentle eyes watching over his students.

Gary Burton / Next Generation / 2005

Vibraphone, Producer– Gary Burton
Bass – Luques Curtis
Drums – James Williams
Guitar – Julian Lage
Piano – Vadim Neselovskyi
++++++++++++++++++++++++++++++++++
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫。
ヴィブラフォンの入ったジャズほど入門者に入りやすいものはないよね(?)。
でも、ヴィブラフォニスタとしては、ステファン・ハリスしか紹介していなかった。

ということで、現代ジャズの父的存在のこの方、ゲイリー・バートン。
彼の教育者としての影響もジャズ界にとってなくてはならないものがある。

それは、バークリー音楽院で教鞭をとっていたというだけでなく、パット・メセニー、ラルフ・タウナー、タイガー大越、小曽根真、ジュリアン・ラージを育て世に送り出してきた親分としての存在がある。

このアルバムは、ゲイリー・バートンが2005年に教え子たちとつくりあげたアルバム。
なんせ彼は、長年バークリー音楽院で教えてたわけで、
きょうのアルバムのメンツは、その中の精鋭達ということになる。

左端ピアノのヴァディム・ネセロフスキーがたしか27歳。
あとは、ほんとにもうまだ若造。
隣が今をときめくジュリアン・ラージ17歳、かわいい。
ベースがルケス・カーティス21歳。
ドラムのジェイムス・ウィリアムスが21歳、みな若い。
メンバー選出は、当時バートンの1番弟子的存在のレイジがおこなった。

全体的に、あまりジャズくさくないというか、フュージョンタッチの曲が多い。
けど、バラエティに富んでいてアルバム通して楽しめる内容。
ジュリアン・ラージの曲も2曲ある。
端正で流麗なバートンの世界が拡がる。

やはり、ジュリアン・ラージのギターが鮮烈な魅力を放ってる。
そして年長な分か、ヴァディム・ネセロフスキーの主張も感じられる。

教え子達を見守るゲイリー・バートンの優しい眼差しが感じられる1枚。

おもしろい動画見つけた ↓。
ゲイリー・バートンとジュリアン・ラージのデゥオ。
このアルバムから8年後くらいのものだ。

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