ギラッド・ヘクセルマン×アーロン・パークス、極上のトリオ!
Gilad Hekselman and Aaron Parks, a superb trio!
Gilad Hekselman / Further Chaos / 2019
Producer, Guitar – Gilad Hekselman
☆ gHex Trio
Bass – Rick Rosato (Tracks: 2, 4, 5)
Drums – Jonathan Pinson (Tracks: 2, 4, 5),
☆ Zuper Octave
Drums – Kush Abadey (Tracks: 1, 3, 6)
Keyboards – Aaron Parks (Tracks: 1, 3, 6)
Featuring – Dayna Stephens (Tracks: 1, 3)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
きょうまで、ギラッド・ヘクセルマンのアルバムを。
これは、2019年のアルバム。2018年に出た ↓
こちらと同じメンバー、同じコンセプト。つまり、2チームでの構成となっている。
ギラッド・ヘクセルマン、自らのレーベルを立ち上げた攻めの一作!
オーソドックスなフォーメーションで表現を開拓するgHex Trio,
アーロン・パークスを迎えたカッティング・エッジなZuper Octave
2 つのまったく異なるトリオがシームレスに一つの物語を創りだす!
「ポスト~」という次元を軽々脱出し、自らの個性を強く打ち出した注目作。
なんだ、いっぺんに録ったのを分けただけか、ということなかれ。
この作品には、前作に登場していないサックスの新星デイナ・ステファンズが、
“ Zuper Octave ” チームの方で2曲ゲスト出演している。
へクセルマン、のっけから歪んだ音でブイブイ、でも意外と音数は多くない。
そして2曲目のやんわりしたワルツの中で、さりげなくえっ!という高速フレーズ。
ヘクセルマンのギターは、相変わらず柳腰なのに全然聴いたことのないような、
言語で雄弁にロマンチックにせまる。
両チームとも、リズム陣がキッチリいい仕事してる。
そして、何といってもアーロン・パークスの存在感は大きい。
2人は、じつにいいコンビだ。
ジャコ・パストリアスの名曲 “ Teen Town ” に驚き。
あのスタンダード “ Body And Soul ” に唸る。
唯一の欠点は、全6曲であっという間に時が過ぎるもの足りさ、のみ。