それぞれの父と共演していた御大ジャック・ディジョネット、ラヴィ・コルトレーン&マシュー・ギャリソンと組んだECM的傑作! / 週末クワイエット
Jack DeJohnette, Ravi Coltrane, Matt Garriso / In Movement
Drums, Piano, Percussion – Jack DeJohnette
Bass, Electronics – Matthew Garrison
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone, Sopranino Saxophone – Ravi Coltrane
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆
Spiritual / スピリチュアル度 ☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
ジャンルや時代を超えてリラックスをテーマに週末クワイエット。
なんだけど、きょうは時代もジャンルもど真ん中クワイエット。
ときどき、ジャック・ディジョネットのドラムが聴きたくなる。
デジョネットの生みだす音が好きなのだ。
なかでも、あの硬質なシンバルワーク。
こう言っては身も蓋もないが、ディジョネットのチキチキがキッチリ聴こえさえすれば何でもいいというか。
いや、もちろん何でもいいワケがないか。
このトリオは、ちょっとビックリしたけど、理想的な組みあわせ。
マット・ギャリソンのベースは、エレクトリックで多弦ベース。
ときにベースであり、ときにギター的でもあるし、実際シンセというかサンプラー的なものも使用。従来のトリオとはまったく異なる空間を作り出してる。
3人のインタープレイでは、あるのかもしれないけど聴いたことない音。
ディジョネットも若い2人と演る意味というか、そこらへんが楽しいのかも知れない。4曲目のでジョネットのピアノも結構シックリしている。
いや、これリラックス出来ないというか、細部まで耳をそばだてちゃうな。
週末枠ではなかったかも、でもすごい好きなアルバム、ECM的傑作。
みなさま、よき週末を。