デンマークのアヴィシャイ・コーエン、ジャスパー・ホイビーが見据えるジャズの未来は ?!
UKまだまだ続きます。
ジャスパー・ホイビーは先週紹介したピアノトリオ “ Phoronesis ” のリーダーでベーシスト。彼のソロ・プロジェクトがこちらの “ フェロー・クリーチャーズ ” 。
このアルバムは、トランペットとサックスの2管体制。
歌い上げる2管と有機的に絡んでゆくピアノ、ベース、そしてドラム。
美しいアンサンブル、リズミックな遊び、ファニーな世界観。
明らかに “ Phoronesis ” のように激しくたたみ掛けるジャズではないし、かといって全くUKクラブサウンドの陰もない。もちろんNY勢のようなコンテンポラリーの音でもないし、クラシックの匂いが強いわけでもない。
あくまでも、ジャスパー・ホイビー調のコンテンポラリーとでも言うのだろうか。北欧出身、他民族サウンドの入り交じるロンドンで醸造されたコンテンポラリー。
肩の力が抜けていて楽しませることを忘れていないけど、まったくの非クラブサウンド、UKコンテンポラリー。
こちらのアルバムも、秋空によくあうサウンド。
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Bass, Composed By, Producer – Jasper Høiby
Drums – Corrie Dick
Piano – Will Barry
Saxophone – Mark Lockheart
Trumpet, Flugelhorn – Laura Jurd