ジョン・レイモンドとギラッド・ヘクセルマンのベースレスの変則トリオは、ええ湯加減ジャズ。
John Raymond and Gilad Hekselman’s bass-less anomalous trio played jazz in in a very comfortable bath.
John Raymond & Real Feels / Live Vol,1 / 2016
Flugelhorn – John Raymond
Drums – Colin Stranahan
Guitar – Gilad Hekselman
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Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
最近「もっとギターが聴きたい」な気分で水曜は、カート・ローゼンウィンケルの参加アルバムを紹介したけど、今日はギラッド・ヘクセルマンの参加アルバム。
ジョン・レイモンド、コリン・ストラナハンとヘクセルマンのトリオは、フリューゲル・ホルンとドラムとギターというベースレスの変則トリオ。
ずいぶん前に紹介した、
のライブ演奏盤がこちらというワケ。
選曲は、ゴスペルソングでブルーグラスの大定番曲 “ I’ll Fly Away ” に “ Amazing Grace ”。
それから、あの “ Yesterday ” にウディ・ガスリーやクリス・モリッシーの名曲とかなりベタで牧歌的というか、いい湯加減の打ち解けた空気を感じられる楽曲ばかり。
フリューゲル・ホルンという楽器のやさしい音色と楽曲の力が、場内に穏やかな空間を作り出す。
そんななか1曲だけ、トム・ヨークの “ Atoms For Peace ” だけ気を吐いてる。
ストラナハンの激しいドラム・ソロから入り、穏やかな曲調ながらもヘクセルマンのギター・ソロに火花が散る。
全曲とおして、ええ湯加減なのだけど、トリオというシンプルな構成ゆえに3人のプレイがよくよく分かる。楽曲もシンプルだからこそ、思い切り3人がヤリあってる様が如実に分かってたのしい。
ベースを加えることもなく、長く続けてるトリオ。
3人でのインタープレイが楽しくて仕方ないんだろうな。