これぞコンテンポラリー・ジャズのメインストリーム、レッドマンの横綱相撲!
This is mainstream contemporary jazz, Redman’s Yokozuna playstyle!
Joshua Redman Quartet / Come What May / 2019年
ジョシュア・レッドマン・カルテット / カム・ホワット・メイ
Tenor Saxophone, Produced By – Joshua Redman
Bass – Reuben Rogers
Drums – Gregory Hutchinson
Piano – Aaron Goldberg
Written-By – Joshua Redman
今日は、現代ジャズドラマー列伝 ≪ グレッグ・ハッチンソンの巻 ≫ の第9弾。
こちらは、2019年サックス奏者ジョシュア・レッドマンのアルバム。
このメンツでは、約20年ぶりとなるらしいカルテット編成。
旧知の、そしてたがいに大きく成長しての余裕のプレイだ。
ベースにリューベン・ロジャース、
ドラムにグレッグ・ハッチソン、
そしてピアノがアーロン・ゴールドバーグという布陣。
リズム隊の2人が繰り出す重心低いがキレのあるグルーヴがアルバム通して印象的だ。
1曲目から変拍子だけど、誰ひとり力んでない自然さが心地よい。
完全にメインストリームなサウンドといえる楽曲の数々。
そうそう、グラミー・ノミネート作でもあるし2019年を代表するアルバムと言える一枚。
レッドマンは、のびのびと吹きまくってるというか、遊んでいるように軽やか。
そして、そこにゴールドバーグのピアノの冴えが、レッドマンの楽曲を芯で捉えて、
そこに彩りと陰翳を加える。
楽曲・アレンジの素晴らしさとチームワーク、
各自の技が、軽さ浮遊感と爽快感を生みだす。
これぞコンテンポラリー・ジャズのメインストリーム、レッドマンの横綱相撲!