Chris Dave / クリス・デイヴ

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Chris Dave / クリス・デイヴ / No,001

Chris Dave / クリス・デイヴ
– 1973年、テキサス州ヒューストンに生まれ –

幼い頃から教会でゴスペル・ミュージックに親しむ一方、父親の影響でマイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンといった伝説的なジャズ・アーティストたちに心酔。ドラム・スティックは3才で手にし、中学生になるとキム・バレルやヨランダ・アダムスのバックで演奏するようになる。ヒューストンの有名アート・ハイスクールへ入学。R&Bバンド、ミント・コンディションのレコーディングがプロとしてのキャリアのスタート。その後、ライオネル・リッチーやメアリー・JブライジといったR&Bアーティストやケニー・ギャレットのような一流ジャズ・アーティストのレコーディング・セッションに参加するようになる。

2009年、後輩のロバート・グラスパーの「ロバート・グラスパー・エクスペリメント」に初代ドラマーとして参加。2010年にマックスウェルの「BLACKsummers’night」でグラミー・最優秀男性R&Bアルバム賞を、2012年にアデルのセカンドアルバム「21」でグラミー・最優秀アルバム賞を獲得。2013年には、グラスパーのアルバム「Black Radio」でグラミー・最優秀R&Bアルバム賞を獲得。その後も、エド・シーランやジャスティン・ビーバーの大ヒットアルバムに参加。2015年に参加したディアンジェロの「Black Messiah」で、最優秀R&Bアルバムに輝いた。日本においても、2017年から宇多田ヒカルの楽曲に参加するようになり、2018年にはアルバム「初恋」に全面的に参加し話題を集めた。(Wikipediaより抜粋)
特にジャズとヒップを横断するスタイルと称されるドラミングは、Jディラのようなよれたビートを自在に操り、固定概念を覆す超個性的な技と熱量で無二のサウンドをつくり出す。

高圧、ハイテンション、疾風怒濤の熱量!クリス・デイブの直球ジャズ・プレイが聴ける1枚!
High-pressure, high-tension, gale-force heat! This is a piece where you can hear Chris Dave’s direct jazz playing!

Kenny Garrett / Standard of Language / 2003
ケニー・ギャレット / スタンダード・オブ・ランゲージ

Alto Saxophone, Soprano Saxophone – Kenny Garrett
Bass – Charnett Moffett
Drums – Chris DaveEric Harland (Tracks: 9)
Piano – Vernell Brown
Producer – Kenny Garrett, Marcus Miller
Written-By – Kenny Garrett (Tracks: 2 to 9)

本日は、≪ 現代ジャズドラマー列伝 ≫ アントニオ・サンチェスに続いて、またまた大物の登1973年生まれのクリス・デイヴ 。

2000年以降のジャズ界において、これほどエポックメイキングなドラマーは、他にいないのではないだろうか。

アントニオ・サンチェスは、世界最高峰と度々賞賛されるけど、クリス・デイヴは、ドラムの概念を変えたと言われ、ジャズ界を超えて広く世界に名をとどろかせた。
クリス・デイヴのドラミングに関しては、多くのドラマー、そしてミュージシャンが語っているのでググって見てほしい

このアルバムは、ケニー・ギャレットの2003年のアルバム。
クリス・デイヴは、ケニー・ギャレットのアルバム、Simply Said(1999年)、Happy People(2002年)と参加してるけど、このアルバムで3作目の参加。

前2作は、かなりフュージョン寄りの作品だったのでデイヴらしさは薄かったけど、このアルバムでは、かなりガッツりらしさが聴けて大満足。もちろん、ギャレットの本領も発揮って感じで、かなりホットなアルバムとなっている。

ギャレットそしてデイヴ、それからラストのタイトル曲ではエリック・ハーランドまで、そのド直球、豪腕ぶりにハートのシビれる火の玉アルバム、必聴なり。

このアルバムは、こちらでも掲載

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