アヴァンギャルドで野放図で、ピリリと美しい規格外の変態ジャズ。
Avant-garde, wild, piquant, beautiful, substandard, perverted jazz.
Koma Saxo / Live / 2021
Bass, Producer – Petter Eldh
Drums – Christian Lillinger
Flute, Tenor Saxophone – Jonas Kullhammar
Tenor Saxophone – Otis Sandsjö
Alto Saxophone, Baritone Saxophone – Mikko Innanen
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Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
スウェーデン出身のベーシスト ペッター・エルド続く。
彼の率いるサックス3本の5人組 ” Koma Saxo ” のライヴ、最新盤。
例の変態バンドです、なんちて。これね、もう笑うしかない。
ドンガラ・ガッタ、ドンガラ・ガッタ、ドンガ・ドンガ・ドン!(なんのこっちゃ)。
怒濤の勢いとドンチャン騒ぎ。
ライブの楽しさがこちらまで伝わってくる。
初っ端から、3曲くらいは曲の区別も分からないくらいの勢いに圧倒される。
なんて言うのかな、フリーというのもちょっと違うし、
とにかく、音楽を演奏する原初的な喜びに満ちている。
最後まで、もう押せ押せで振りきるかと思いきや、
7曲目には、バロックぽい美しいナンバーでしっとり ↓。
アンサンブルとフルートとリズムの対比が白眉。
ラストのポーリュシカ・ポーレ(これってロシアだよね)で大団円。
ニヤニヤが止まらない。
嫌なことあったらこれを爆音でかけて、そこらのモノを打楽器代わりにたたくとおもしろいよ。
または、爆音ドライブとか。
アヴァンギャルドで野放図で、ピリリと美しい規格外の変態ジャズ。