これもベン・ウェンデルの参加作品。この振り幅が彼の魅力。
ナレーションも入るカフカの短編「夢」を題材にしたコンセプト・アルバム。ジャズ+弦楽四重奏+ベン・ウェンデル!
きょうは、きのう紹介ニーボディの中心人物ベン・ウェンデルの2016年の参加作品から。
ル・ブフ・ブラザーズは双子のジャズ・ユニット。そしてジャック・カルテットは、現代音楽の弦楽四重奏団。それに加わるベン・ウェンデル。
プロローグのサウンドに怯むことなかれ、2曲目、楽四重奏団にドラムが加わるだけで俄然おもしろくなってくる。そこに絡む2人のサックス。
なんだか格調高い香りがしてくすぐったいけど、クラシック+ジャズの可能性の一端が光ってる。
そういえば、ベン・ウェンデルの名作 “ シーズンズ ” ↓
は、チャイコフスキーにインスパイアされた作品だった。
ニーボディでの過激なサウンドから弦楽四重奏までの大きな振り幅が、彼の創造性の秘密なのだろう。
きょうは、ちょっとした色ものの紹介でした。
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
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Le Boeuf Brothers
Composed by, Mixing, Piano, Produce – Pascal Le Boeuf
Clarinet (Bass), Composed by, Oboe, Produce, Alto Sax – Remy Le Boeuf
JACK Quartet
Cello – Kevin McFarland
Violin – Christopher Otto
Viola – John Pickford Richards
Violin – Ari Streisfeld
Tenor Sax – Ben Wendel
Narration – Paul Whitworth
Bass – Martin Nevin
Bass – Ben Street
Drums – Justin Brown, Peter Kronreif