LG Jazz Collective / New Feel / 2014
LG・ジャズ・コレクティヴ / ニュー・フィール / No.4245

きのう紹介したベルギー注目のトランぺッター、ジャン・ポール・エスティヴェナートの参加するアルバムをもう1枚。

“LG Jazz Collective” は、ベルギーのリエージュ出身、今ホッとで個性的ミュージシャン7人が集結したユニット。LGは、リエージュの意味かな。

ほとんどの曲の作編曲がギタリストのギヨーム・ヴィエルゼ（ジャケット中央）となってるんで彼がリーダーなのかな。

楽曲は複雑なのに、なにかスカッと抜けた空間を感じるアレンジメントで、
あくまでアコースティックな質感で構築されている。

現代的な浮遊感、緻密でいながら押しつけがましさのないオーガニックな手触り。
デビュー・アルバムという気負いを感じない落ち着き。

現代らしさを十二分に感じるも、
NYでもUKでもない自分たちの個性にこだわったサウンドを創りあげてる。

「ヨーロッパの諸国、王立音楽院のあるところのジャズ・ミュージシャンは、
めちゃくちゃテクニックが凄い」とは聞いたことがある。

彼らのサウンドは、まさしくそうかも。
涼しい顔してどえらいことヤリヨル、でも弾きすぎない。

スリリングでハイセンスで、超クール。
こんなバンドの別の顔をライヴでまた観てみたい。
やるなーベルギー・ジャズ。