Saxophon player's albums

Logan Richardson / Afrofuturism / 2020
ローガン・リチャードソン / アフロフューチャリズム / No.3233

現代のサン・ラーか ?! ローガン・リチャードソンが描く壮大なサウンドスケープ!
Epic soundscapes from modern day Sun Ra, Logan Richardson!

Logan Richardson / Afrofuturism / 2020

Alto Saxophone, Piano, Keyboards, Synth – Logan Richardson
Bass – Dominique Sanders (Tracks: 1-15)
Drums – Corey Fonville (Tracks: 1-15)
Drums, Bass – Ryan Lee (Tracks: 1-15)
Guitar – Igor Osypov (Tracks: 1-15)
Strings – Ezgi Karakus (Tracks: 10)
Vibraphone, Keyboards, Bass – Peter Schlamb (Tracks: 1-15)
Vocals – Laura Taglialatela (Tracks: 4, 9, 15)
++++++++++++++++++++++++++++++++++
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Fantastic / ファンタジック度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Melancholy / メランコリー度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Spiritual / スピリチュアル度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

きょうは、カンザスシティ出身でパリで活躍中のサックス奏者ローガン・リチャードソンの最新作。

ローガン・リチャードソンといえば、↓ パット・メセニーが大きく関わったこちらで、

有名になった人。

タイトルが ” Afrofuturism ” なんでスピリチュアルな方面かなと思えるけど、
ほぼジャズという枠からは、はみ出てしまった作品かもしれない。

最近の若手では多いですねこんな人。

一応インストゥルメンタルな内容ではあるけど、はなっからジャズとかジャンルとか眼中にないというか、
ソロとかインプロビゼイションとかも上手いのに特に興味なさそうで、自分の音楽をひたすら追究するタイプ。
まあそんな中から、とんでもないものが出てきたりするから要チェック。

まあこのアルバムも、壮大なサウンドスケープという意味では、パット・メセニー的世界と言えなくもないし、一種のスピリチュアルかもしれない。

エレクトロニックでアンビエントな壮大な夢、そして哀しみ。
そこに現れるのは未来なのか宇宙なのか、涅槃なのか。
ファンタジックで、メランコリックでアブストラクトな空間。
かたちを変えたフリー・ジャス、フリー・ブルース。

そして終盤、訪れる光。
君は刻(とき)の涙を見る、違うか。
リチャードソンよ、帰って来てくれ。


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