Pianist and Keyboard player's albums

東京を蹂躙するジェフ・”テイン”・ワッツの重戦車!
現代ジャズドラマー列伝
Jeff “Tain” Watts /ジェフ・テイン・ワッツ / No,010

Makoto Ozone / A Night in Tokyo / 2023年
小曽根真 / ア・ナイト・イン・トーキョー

– Live at Bunkamura Orchard Hall 2013 –

Piano, Producer – Makoto Ozone
Bass – Christian McBride
Drums – Jeff “Tain” Watts
Tenor Saxophone, Mixed By – Branford Marsalis

今日は、前回のクリスチャン・マクブライド繋がりで、最近聴いたアルバムから。
小曽根真カルテットの2013年の東京ライブ(リリースが23年)。

メンバーがすごい。
サックスのブランフォード・マルサリス、
ドラムが、ジェフ“テイン”ワッツ、
ベースが、クリスチャン・マクブライド。
いまや現代ジャズを代表する重鎮と言ってもいい。

じつは、小曽根、マルサリス、ワッツは、
80年代前半にバークリーで共に学び、一緒に演奏していたんだ旧知の間柄だそう。
しかも、マクブライドとは12年にはアルバム共演もしてる。

1曲目から、ガツンと来る。
大曽根の曲だけど、がっつりコンテンポラリーで熱量過多。

その後も、テクニカルでエネルギッシュな演奏が続く。
圧巻なのは、そのタイトルからもうかがえる4曲目、
“Take The Tain Train”  。
ワッツの凄まじいまでの熱量が牽引するTrainどころではない暴走列車。
そこに乗っかる鬼神のごときマルサリスはじめ各自のソロ、怒涛のエンディング。
く〜この1曲の為だけでもお釣りの来る満足感。

ラストは、染み入るような美しいバラードでしめて終了。

それにしてもこのメンツ、
とりわけワッツ&マクブライドの重量級のリズム隊を体感できた観客はシアワセもの。
つくづく羨ましい。

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