Saxophon player's albums

Marius Neset / Pinball/ 2015
マリウス・ネセット / ピンボール / No.3219

ヨーロッパの若き獅子、マリウス・ネセットの才能がピンボールのように弾けるアルバム!
The young European lion Marius Nesset’s talent bursts like a pinball on this album!

Marius Neset / Pinball/ 2015

Tenor Saxophone, Soprano Saxophone – Marius Neset
Bass – Petter Eldh
Drums – Jim Hart (Tracks: 4)
Drums, Percussion – Anton Eger
Piano, Organ, Electric Piano, Clavinet – Ivo Neame
Vibraphone, Marimba – Jim Hart
Cello – Andreas Brantelid (Trackss: 1, 2, 6 and 7)
Flute – Ingrid Neset (Tracks: 1, 5, and 11)
Tambourine – August Wanngren (Tracks: 3)
Violin – Rune Tonsgaard Sørensen (Tracks: 1 and 11)
Written-By – Eger (Tracks: 4, 6 to 10), Neset
Producer – Anton Eger, Marius Neset
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

きのうのアルバムのベーシスト ペッター・エルドの参加アルバムを1枚。
これはノルウェー生まれのサックス奏者マリウス・ネセット5作目のリーダー作品。

相変わらず、カッコいい。
パーカッシブルで、スピード感、疾走感、爽やかな世界観にあふれてる。
マリア・シュナイダーや後にコラボレーションすることとなる挾間美帆

とも共鳴するような弦楽器を含めた美しいアンサンブルがたのしい。

特に冒頭の1・2曲目 ” World Song, Pt.1&Pt.2 ” では、音楽世界旅行を思わせるような数々の要素が盛り込まれ、複雑で多彩ながら明るくてエネルギーに満ちあふれた展開。息をもつかせぬとはこのことだ。

また持ち前のトリッキーな技の数々、進化するサックスの若々しい響きには、いつも驚かされる。
まさしくネセットは ” ヨーロッパのヤング・ライオン ” と呼ぶにふさわしい存在。

メロディックでありなからリズミックで強力なグルーヴ、ピンボールというタイトルの通り、跳ねたり弾けたりその遊び心、反応速度、スピード感は他の追随を許さない。

マリウス・ネセットという天才の、伸び盛りの勢いと輝きを聴ける1枚。

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