ミゲル・ゼノンが放つ、ラテン・ジャズ・リーサル・ウェポン!
The Miguel Zenon Quartet’s Latin Jazz Lethal Weapon!
Miguel Zenón / Música de las Américas / 2022年
Miguel Zenón Quartet
Alto Saxophone – Miguel Zenon
Bass – Hans Glawischnig
Drums – Henry Cole
Piano – Luis Perdomo
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Latin Flavor / ラテン度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
きょうは、待ち望んだミゲル・ゼノンの新譜いってみよう。
1曲目から変拍子でガツンとカマシてくる、いいね。
2曲目もヴォーカル入りながらも、油断のならない展開。
3曲目は、リズムの妙なところにアクセントのあるトリッキーな曲。
どの曲も一筋縄では行かぬシカケがあるけど、
「どうなってんの?」な難しい展開をサラッとやってのけるのが、
このグループの素晴らしさ、非凡さ。
ラテン・ジャズという言葉では、とても括りきれない音楽。
ゼノン攻めまくってる。
ヨハン・クライフ(フルッ!古すぎる)も真っ青な超攻撃的スタイル。
聴いてるこちらも耳をそばだてて、
次から次へと繰り出される旋律とアンサンブルの妙に、
瞬く間にアルバム1枚を聴き終えてしまう。
熱き咆哮と予断を許さぬ展開。
スリリングさに知らずと息が止まり、
見事なエンディングとともにため息漏れる。
間違いなく現代ラテン・ジャズの最高峰。